後藤酒造店は山形県高畠町で「品質本位の酒造り」を貫く少量高品質生産の酒蔵です。代表銘柄「辯天」は七福神の音楽と芸能を司る女神「辯才天」に由来し、全製品が特定名称酒という徹底した品質へのこだわりを持っています。
後藤酒造店は天明年間(1781-1789年)、山形県置賜地方の高畠町に創業した240年以上の歴史を持つ酒蔵です。県内でも一、二を争う豪雪・極寒の地域で、置賜盆地の豊富な雪解け水と盆地特有の寒暖差を活かした酒造りを続けてきました。創業以来「品質本位」の理念を貫き、蔵人たちの田でとれた契約米を中心に山形県産米を主体とした酒造りを実践。代表銘柄「辯天」は、音楽と芸能を司る弁才天にあやかり、飲む人の心を和ませ豊かにする酒を目指して命名されました。2017年時点で年間生産量約600石という少量生産を維持し、全製品を純米酒以上の特定名称酒に特化。2023年にはKura Master純米大吟醸酒部門でプラチナ賞を受賞するなど、国内外で高い評価を得ています。山形の新しい酒造好適米「雪女神」や「出羽燦々」を使用した純米大吟醸など、伝統を守りながら新たな挑戦も続け、置賜の風土を表現する酒造りを行っています。
飲食店や酒販店への小売りはコロナ离れの関係で現在休止していますが、蔵見学や試飲については電話での事前問い合わせが必要です。營業時間9:00~18:00。品質本位の酒造りを貫く少量高品質生産の酒蔵として、特定名称酒のみを製造するこだわりを体験できます。
2023年、フランスで開催されたKura Master純米大吐醸酒部門でプラチナ賞を受賞。『软天 雪女神 極上 純米大吐醸原酒』や『软天 備前雄町 純米大吐醸原酒』など、複数の銀柄がKura Masterの各部門で高い評価を得ています。特に山形県の新しい酒造好適米「雪女神」や「出羽燦々」を使用した純米大吐醸での受賞は、置賜の風土と伝統的な技術を組み合わせた匠の技が評価された結果です。
〒999-2176 山形県東置賜郡高畑町大字糠野目1462