千代鶴酒造合資会社

明治7年（1874年）頃、富山県滑川市に創業した千代鶴酒造は、江戸末期から「桜井酒」として地元で愛されていた酒造りの伝統を受け継ぐ。3代目当主・黒田知義が日露戦争で負傷し自宅療養中、裏の田んぼに舞い降りた丹頂鶴を目撃。この縁起の良い出来事から「千代鶴」と命名し、幸運を呼ぶ酒として親しまれるようになった。名水百選の穴谷の霊水など全国有数の名水が湧き出る地域に位置し、立山山麓早月川の豊富な伏流水を仕込み水に使用。150年の歴史を持つ家族経営の小さな酒蔵として、マイペースに昔ながらの手造りを続け、「日本酒が得意でない人にも飲んでもらえるようなやさしいお酒」を目指す。全国でわずか7軒（うち6軒は富山県内）の特約店のみで販売される希少な地酒として、富山湾深層水を使用した純米吟醸など独自商品も展開。日々の食事に寄り添う、まろやかで飲みやすい酒造りを通じて、地域の食文化に貢献している。

蔵見学は危険な箇所があり、衛生上の観点からお断りしております。酒蔵の見学はできませんが、製品は全国でわずか7軒の特約店でのみ購入可能です。直接蔵元での購入も可能で、地元滑川市や富山県内での限定販売により、希少な地酒として愛されています。