明治元年(1868年)創業、鹿児島県いちき串木野市に本社を構える本格焼酎メーカー。資本金3,000万円、従業員316名(2020年6月現在)。「天を敬い、人を愛す」を社訓に掲げ、伝兵衛蔵・傳藏院蔵・金山蔵の3つの蔵で『伝統』『革新』『継承』の理念を体現。「本格焼酎を真の國酒へ、更には世界に冠たる酒へ」という理念のもと、海童、だいやめ、隠し蔵などの代表銘柄を製造。
明治元年(1868年)に鹿児島県いちき串木野市で創業し、150年以上の歴史を持つ本格焼酎蔵。地域の歴史と文化を大切にしながら、伝統的な製法の継承と革新的な商品開発の両立を追求。伝兵衛蔵では手造りによる少量生産、傳藏院蔵では最新技術による品質向上、金山蔵では鹿児島唯一の坑洞内での仕込み・貯蔵・熟成を実現。薩摩金山私学校を通じて地域の歴史文化の継承にも取り組み、本格焼酎を日本の國酒として、そしてウイスキーのような世界的な酒へと育てることを目指している。地元の風土と共に歩み続け、焼酎文化の発展に貢献する企業として、国内外での認知度向上に努めている。
鹿児島県唯一の坑洞内焼酎蔵である薩摩金山蔵で見学を受け付けている。明治時代の金山の坑道跡を活用した珍しい施設で、年間を通じて一定の温度が保たれる環境での仕込み・貯蔵・熟成の工程を見学できる。土日祝日に営業し、伝統的な焼酎造りの技術と歴史を学べる。事前予約制となっており、薩摩の歴史文化とともに焼酎文化の魅力を体感できる貴重な観光スポットとして多くの見学者が訪れている。
世界三大酒類コンペティションで数々の受賞を重ねる。「だいやめ~DAIYAME~」はIWSC2019で焼酎部門トロフィー(最高賞)を受賞し、2023年には同コンテストで最高金賞とともに濵田酒造が「焼酎プロデューサートロフィー」を受賞。ISC2024では「だいやめ」と「海童祝の赤」が金賞、ISC2023では「薩州赤兎馬」が金賞を受賞。また「隠し蔵」はモンドセレクション金賞・最高金賞を受賞。2023年には農林水産省「第8回輸出に取り組む優良事業者表彰」で農林水産大臣賞を受賞し、九州の焼酎メーカーとして初の快挙を達成。国内外で高い評価を受け、本格焼酎の国際的地位向上に大きく貢献している。
〒899-2101 鹿児島県いちき串木野市湊町4丁目1番地