元治元年(1864年)に創業された150年以上の歴史を持つ静岡県浜松市の老舗酒蔵。静岡県産米100%にこだわった日本酒造りで知られ、地元の風土と気候を活かした品質の高い日本酒を提供している。酒蔵見学を積極的に受け入れており、精米機から麹、醸造工程、そして搮り立てのお酒の試飲まで、日本酒作りの全工程を体験できる設備を備えている。特に11月から翌年6月にかけては酒造りの現場を直接見学できるため、多くの日本酒愛好家が訪れる人気の観光スポットとなっている。
元治元年(1864年)、江戸時代末期に浜松市浜名区で創業した花の舞酒造は、160年以上の長い歴史を持つ酒蔵である。明治維新直前の激動の時代に生まれ、日本の近代化の過程とともに歩み続けてきた。明治・大正・昭和という時代の変遷を通じて、一貫して地元に根ざした酒造りを続け、地域の文化と伝統を守り続けてきた。特に戦後の復興期では品質向上に精力的に取り組み、静岡県産米100%にこだわることで地元の農業との連携を深め、地域経済の発展にも貢献してきた。近年では酒蔵見学や体験プログラムを通じて、日本酒文化の普及と教育にも積極的に取り組んでおり、伝統と革新を両立させた現代的な酒蔵のモデルとして注目されている。
酒蔵見学を積極的に実施しており、10時から18時まで無料で見学が可能。特に11月から翌年6月は酒造りの現場を間近で見学できるシーズン。精米機から麹作り、醸造工程、搮り立てのお酒の試飲まで、日本酒作りの全過程を体験できる。駐車場も完備しており、バスでの団体見学も受け入れ可能。
2025年度 Kura Master 日本酒コンクールで金賞を受賞し、国際的な評価を得ている。本コンクールはフランスで開催される国際的な日本酒品評会であり、日本酒の品質の高さと本場フランスでの評価を示すものである。長年にわたる品質向上への取り組みと静岡県産米100%へのこだわりが実を結んだ成果と言える。
〒434-0004 静岡県浜松市浜北区宮口632