文化8年(1811年)に創業した飯沼銘醸は、210年以上の歴史を持つ栃木市西方町の老舗酒蔵です。初代飯沼岩次郎は新潟県長岡市出身の出稼ぎ者で、代表銘柄『姿』『杉並木』を醸造しています。酒造りには自社敷地内の深井戸の水(男体山からの大谷川伏流水)を使用し、9代目当主飯沼徹典氏が杜氏も兼任し、4名の少数精鐸チームで酒造りを行っています。「米の旨みと酸味のバランス」を重視した高度な伝統技術で丁寧に製造しています。
文化8年(1811年)に新潟県長岡市出身の初代飯沼岩次郎によって創業された飯沼銘醸は、210年以上にわたり栃木市西方町で酒造りを続けてきました。代表銘柄『姿』は、十王びこ尼伝説に登場する「乙丸の鏡水(すがみの池)」に由来し、八重姫が自らの姿を映した池であることから名付けられました。『杉並木』は日光杉並木街道に由来し、35kmにわたり13,000本以上の杉が並んでいる風景を表現した銘柄です。現在は9代目当主飯沼徹典氏が杜氏も兼任し、「チームワーク第一」をモットーに4名の少数精鑈チームで酒造りを行っています。『杉並木』は栃木県産の米と酵母のみを使用したやさしい辛口、『姿』は香り高く旨味の豊かな酒として、それぞれ異なるコンセプトで酒造りを行っています。
飯沼銘醸での酒蔵見学についての詳細な情報は公式サイトでは公開されておりません。必要に応じて見学可能かもしれませんので、事前にお電話でのお問い合わせをお勧めします。210年以上の歴史を持つ酒蔵で、4名の少数精鑈チームによる伝統的な酒造りをご覧いただける可能性があります。男体山からの大谷川伏流水を使用した酒造りや、甲整・麹室・槨りなどの伝統的な製法を体験できるかもしれません。営業時間8:30~17:30で、4~9月は土・日曜日【10~3月は日曜日が定休日となっています。
〒322-0604 栃木県栃木市西方町元850番地