享保2年(1717年)に黒田藩から酒造株を賜り、福岡・宗像の地で酒造りを開始した12代にわたり307年の歴史を積み重ねてきた老舗の酒蔵です。九州で唯一「亀の尾」米を使用した日本酒を製造し、約20種類の商品を展開しています。亀の尾と壽限無が代表銘柄で、控えめな香りと品のある飲み口が特徴の食中酒です。2024年4月に久原本家グループの子会社となり、新たな発展へと歩みを進めています。
享保2年(1717年)に黒田藩から酒造株を賜り、徳川吉宗の時代から307年にわたり12代を数える老舗酒蔵。1989年、11代目伊豆善也氏が新潟県農業試験場から「亀の尾」の種籾わずか200粒を入手し、7年の歳月をかけて栽培に成功。明治時代に東日本で栽培されていた幻の酒米「亀の尾」を九州で唯一復活させました。現在は代表取締役を務める河邊哲司氏、取締役社長執行役員を務める伊豆寛子氏が経営を担い、伝統の酒造りを継承しています。2024年4月に久原本家グループの子会社となり、新たな宗像ブランドの開発も視野に入れた展開を期待されています。
毎年2月中旬に酒蔵開きを開催し、JR赤間駅・教育大前駅より無料シャトルバスが運行されます。酒蔵見学や試飲、新酒の販売などが楽しめます。ただし、酒蔵および店舗の改修工事のため、2025年5月30日(金)をもって店頭でのお酒の販売は一旦休止となります。改修後は久原本家グループ各ブランドの物販スペースとしてリニューアルされる予定です。
享保2年(1717年)創業以来307年の歴史を持つ老舗酒蔵として、九州唯一の「亀の尾」米を使用した日本酒の製造で知られています。明治時代に幻の酒米と言われた「亀の尾」を九州で唯一復活させた功績が高く評価され、地元宗像ではまさに「地酒」として親しまれています。伝統的な槽搾り技法を守り、食中酒としての品質の高さが評価されています。
福岡県宗像市武丸1060