寛政9年（1797年）創業、226年の歴史を誇る和歌山県御坊市の老舗酒造。代表銘柄「紀州美人」で知られ、山田錦や日本晴などの良質な酒米を使用し、丁寧な手造りによる酒造りを行っている。純米大吟醸から本醸造まで幅広いラインナップを展開し、特に純米吟醸は香り高く果実的な香りを持ちながらやや辛口で飲みやすいと評価されている。12月下旬から1月上旬にかけて生酒も製造し、地域で人気を博している。和食・洋食・中華と幅広い料理との相性も良く、多様な食文化に対応した酒質を追求している。
寛政9年（1797年）に創業した226年の歴史を持つ老舗酒造。江戸時代後期から明治、大正、昭和、平成、令和と6つの時代を通じて酒造りを続けてきた。長い歴史の中で培われた伝統的な酒造技術を基盤に、時代に応じた品質改良と技術革新を重ねてきた。「紀州美人」という美しい銘柄名は、紀州（和歌山）の豊かな自然と文化を表現し、地域への誇りと愛着を込めて命名された。代々受け継がれてきた酒造りの心と技術で、地域に愛され続ける酒造りを実践している。
226年の歴史を持つ老舗酒造として、御坊市の重要な文化的観光資源となっている。酒蔵見学では、寛政時代から続く伝統的な酒造技術と現代の製造工程を比較して学ぶことができる。季節限定の生酒の製造時期（12月下旬〜1月上旬）には特に多くの愛好家が訪れ、搾りたての新鮮な味わいを求める人々で賑わう。「紀州美人」の試飲を通じて、和歌山の風土と酒造りの関係を体感できる。
〒644-0002 和歌山県御坊市御坊60