1871年(明治4年)創業の宮城県名取市閖上地区に所在する老舗酒造。2011年東日本大震災で全壊したが、復興への強い意志により2019年10月1日(日本酒の日)に同地で完全復旧を果たした。代表銘柄「宝船浪の音」で知られ、「宮城・閖上に寄り添う酒造り」を理念に、南部杜氏の卓越した技術を活かした寒造りを実践している。現在は閖上地区復興のシンボル的存在として、かわまちてらす閖上の真向かいで営業を続けている。
1871年(明治4年)に名取市閖上地区で創業した150年以上の歴史を持つ老舗酒造。代々閖上の地で酒造りを続けてきたが、2011年3月11日の東日本大震災による5メートルの津波で設備・機械すべてが全壊。しかし廃業することなく、2012年12月から名取市復興工業団地内の仮設酒蔵で酒造りを再開した。地区の復興整備完了を受けて2019年10月、元の場所で新蔵による完全復旧を達成。震災からの復興のシンボルとして、宮城県の酒造業界でも注目される存在となっている。現在は「宮城・閖上に寄り添う酒造り」を理念に、伝統を継承しながら新たな歩みを続けている。
酒蔵見学は予約制で実施。店舗での試飲も可能。かわまちてらす閖上の真向かいという立地を活かし、閖上復興の象徴的存在として多くの見学者が訪れる。震災復興の軌跡と伝統的な酒造りの両方を学べる貴重な場として、教育的価値の高い見学プログラムを提供している。
震災復興を成し遂げた蔵元として各方面から高く評価され、復興の象徴的存在として多くのメディアに取り上げられている。150年以上の歴史と伝統を継承しながら、困難を乗り越えた企業努力が認められている。
〒981-1203 宮城県名取市閖上中央一丁目12番地の3
Phone: 022-398-8596