明治25年(1892年)に創業された静岡県御殿場市の老舗酒蔵。国道16号から富士山側へと2キロほど入った標高480メートルの富士の裾野に位置し、地下80メートルから自噴する富士山の伏流水を使用して日本酒を醸造している。代表銘柄『金明』は地元で長く愛され続けてきた定番酒で、現在の代表根上陽一氏が杜氏を兼務して酒造りを行っている。富士山の恵みである清らかな水と地域の気候を活かした酒造りで、地元に根ざした伝統的な味わいを存続している。
明治25年(1892年)、明治時代中期に御殿場市保土沢の地で創業した根上酒造店は、130年以上の武史を持つ地域に根ざした酒蔵である。明治・大正・昭和・平成という時代の変遷を通じて、一貫して富士山の恵みを活かした酒造りを続けてきた。地下80メートルから自噴する富士山の伏流水という素晴らしい水源に恵まれ、その清らかで柔らかな水質が酒の味わいに大きな影響を与えている。代々の主人は地元の気候や風土を深く理解し、それを酒造りに反映させた品質で地元の人々に長く愛され続けてきた。現在の代表根上陽一氏は杜氏を兼務し、伝統を守りながらも新しい挑戦を続け、地域に根ざした酒造りの伝統を次世代に纋いでいる。
〒412-0046 静岡県御殿場市保土沢850-4