惣譽酒造株式会社

明治5年（1872年）に栃木県芳賀郡市貝町で創業した惣譽酒造は、150年以上にわたり地域に根ざした酒造りを続けてきた伝統ある酒蔵です。創業以来「普段に飲む酒のよさこそ蔵の顔である」という哲学を大切にし、日常的に楽しめる品質の高い日本酒造りに専念してきました。生酛造りという伝統的な製法を現代に継承し、自然の力を活かした複雑で奥深い味わいの酒を生み出しています。特に山田錦や五百万石といった酒造好適米を使用した純米酒や純米吟醸酒で高い評価を得ており、全国新酒鑑評会では金賞を多数受賞する実績を誇ります。現在は代表取締役の河野遵氏が伝統を受け継ぎながら、現代の技術も取り入れた革新的な酒造りに挑戦し、「普段使いの美味しい酒」から「特別な日の酒」まで幅広い層に愛される酒を造り続けています。地元市貝町の豊かな自然環境を活かし、150年の歴史と伝統を大切にしながら、次世代に向けた新しい日本酒文化の創造に取り組んでいます。

惣譽酒造では2022年9月現在、酒蔵見学は実施していません。しかし、創業150年以上の歴史を持つ伝統的な酒蔵の外観や、市貝町の豊かな自然環境を楽しむことができます。直売所や地元の酒販店では、生酛造りによる特徴的な「惣誉」の各種銘柄を購入することが可能で、蔵元の想いを込めた日本酒を味わうことができます。見学再開の予定については、公式ウェブサイトや電話での確認をおすすめします。