1862年(文久2年)創業の老舗酒蔵で、160年以上にわたり四日市の地で酒造りを続けている。鈴鹿山系の伏流水と厳選された酒造米を使用し、清酒一筋に醸造。代表銘柄「天遊琳」と伊勢神宮に奉納する御神酒として長年愛用された「伊勢の白酒」を製造。1933年から2011年まで78年間にわたり、伊勢神宮をはじめとする県下800余社の神社に御神酒「三重の新嘗」を供給した実績を持つ。
文久2年(1862年)に四日市市で創業し、160年以上の歴史を持つ老舗酒蔵。創業以来、鈴鹿山系の良質な水と地元の酒造米を活かした伝統的な酒造りを継承してきた。昭和8年(1933年)からは伊勢神宮をはじめとする三重県下の800余社の神社に御神酒「三重の新嘗」を供給する特別な役割を担い、平成23年(2011年)まで78年間この重要な任務を果たした。この間、神社仏閣への奉納酒として最高品質の清酒を醸造し続け、三重県の宗教文化に深く貢献した歴史を持つ。
蔵内の直売所「伊勢の藏」では限定酒や酒粕の販売を行っている。営業時間は平日の10時から12時、13時から16時まで。土曜日、日曜日、祝祭日、盆、年末年始は休業。直売所では通常の市販品では手に入らない蔵元限定の特別な商品や季節限定品を取り扱っており、酒蔵見学と合わせて楽しむことができる。
長年にわたり伊勢神宮への御神酒供給を担った実績と、三重県下800余社の神社への奉納酒製造の歴史が示すように、一貫して高品質な清酒の醸造技術を維持してきた。特に神社への奉納酒という神聖な用途に使用されることから、厳格な品質管理と伝統的な製法の維持が評価され、78年間という長期間にわたって信頼を得続けた。
三重県四日市市松寺2-15-7
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