慶長1年(1596年)創業の東京都最古の酒蔵。400年以上の歴史を持ち、明治神宮・神田明神の御神酒を納める唯一の蔵元。『金婚正宗』『屋守』などを醸造。香りよく、優しい味わいをコンセプトに酒造りを行う。
慶長元年(1596年)、初代・豊島屋十右衛門が江戸の神田鎌倉河岸で酒屋兼一杯飲み屋を開業し、同時に白酒の醸造を開始。東京都最古の酒蔵として400年以上の歴史を誇る。樽酒を結婚式に用いる習慣を作った元祖とも言われ、江戸時代から続く白酒の製造技術を継承。明治27年(1894年)に明治天皇の銀婚式を祝して「金婚正宗」と命名し、現在でも明治神宮・神田明神の御神酒を納める唯一の蔵元として特別な地位を築く。昭和5年(1930年)に現在地の東村山市へ移転し、都心から離れた静寂な環境で品質重視の酒造りを継続。戦後は「屋守」ブランドを展開し、伝統を守りながらも現代の嗜好に合わせた新しい日本酒の可能性を追求。全量ビン貯蔵による品質管理と、香りよく優しい味わいをコンセプトとした酒造りで、東京の地酒文化を牽引している。
酒蔵見学は事前の申し込みにより可能。慶長元年(1596年)創業の東京都最古の酒蔵として、400年以上の歴史と伝統を学ぶことができる。明治神宮・神田明神の御神酒を納める唯一の蔵元としての特別な位置づけや、樽酒を結婚式に用いる習慣を作った元祖としての武勇伝も聞ける。
全国新酒鑑評会金賞、東京国税局酒類鑑評会優等賞など、数多くのコンクールでの受賞歴を誇る。400年以上の歴史と伝統を守り続けながら、現代の飲み手に愛される酒造りを実現。「金婚正宗」は明治天皇の銀婚式を祝して命名されたことでも有名。
〒189-0003 東京都東村山市久米川町3-14-10