天保元年(1830年)に「久保田屋」の名で酒造業を始めた伝統ある酒蔵。『久保田』と『朝日山』を主力ブランドとし、「品質本位でお客様の美味しさに挑戦しつづける」をモットーに酒造りを行っている。仕込み水は創業地の地内を流れる清澄な地下水脈で、淡麗できれいな酒をつくるのに適した軟水。酒米はすべて新潟県産米を使用し、主に五百万石や越淡麗を使っている。
天保元年(1830年)に「久保田屋」の名で酒造業を開始。当初は「久保田の酒」と呼ばれていたが、明治時代半ばに蔵がある地名「朝日」と日本酒らしい「山」を加えて『朝日山』が生まれた。1920年(大正9年)に株式会社として朝日酒造が創立。1985年には、時代の変化に合わせて淡麗な辛口を目指した『久保田』を発売。創業時の屋号「久保田屋」にちなんで名付けられ、日本酒の淡麗辛口ブームの先駆けとなった。1990年には「あさひ農研」を設立し、稲の育て方を研究している。
酒蔵見学を実施しており、2つのコースを提供。通年実施の20分見学コース(予約不要、無料)は11:00から14:00まで毎時開催。冬季(12月~4月下旬)の60分製造工程見学コース(要予約、無料)は月曜日・土曜日・日曜日の13:30から実施。JR信越本線来迎寺駅から徒歩約15分、関越自動車道長岡ICから車で15分。正面玄関前に無料駐車場あり。蔵前の「酒楽の里 あさひ山」では無料試飲も楽しめる(運転者除く)。清澄な地下水と新潟県産の酒米で作られる久保田の製造工程を間近で見学できる貴重な機会。
久保田は1985年の発売以来、日本酒の淡麗辛口ブームの先駆けとして高く評価され、現在も日本を代表する日本酒ブランドの一つとして国内外で高い知名度を誇っている。『久保田 千寿』は久保田ブランドの原点として、『久保田 萬寿』はプレミアムラインとしてそれぞれ全国の日本酒愛好家から高い評価を得ている。朝日酒造は「品質本位でお客様の美味しさに挑戦しつづける」という理念のもと、伝統的な手法と地元の原料を大切にした酒造りで日本酒業界での地位を確立している。
〒949-5494 新潟県長岡市朝日880-1