寛政2年(1790年)創業の歴史ある酒蔵。東蔵・西蔵・中蔵を含む複数の蔵が香川県の登録有形文化財に指定されており、昔のままの姿を今も残している。2015年より地元農家や「国重会」と協力してオオセト米の栽培を復活させ、ICTも活用した高品質な酒米造りを実践。地元で酒米を作り、地元で醸す、地元にこだわった地酒造りに邁進している。
寛政2年(1790年)創業の綾菊酒造は、235年以上の歴史を持つ香川県の伝統的な酒蔵です。東蔵・西蔵・中蔵など複数の蔵が香川県の登録有形文化財に指定され、江戸時代からの建築様式を今に伝えています。昭和45年(1970年)より杜氏を務めた国重弘明氏は「現代の名工」として認定され、黄綬褒章を受章。約10年かけてオオセト米を使った酒造りの技法を確立しました。一度は途絶えた地元綾川町でのオオセト栽培を2015年に復活させ、地元農家や「国重会」と協力してICT技術も導入した高品質な酒米生産を実現。「綾菊 awa酒 泡菊」は2025年のIWCでGold賞を受賞し、「綾菊 純米大吟醸」は2020年から2025年まで国内外で数々の金賞を獲得。約60分の酒蔵見学ツアー(要予約)では、歴史的建造物での伝統的な酒造りから最新設備まで見学でき、利き酒も楽しめます。地元の米、水、人にこだわり、伝統と革新を融合させた酒造りで日本酒愛好家から高い評価を得ています。
約60分間の酒蔵見学ツアーを実施しており、酒造りの歴史説明、ビデオ上映、蔵見学、工場見学、試飲・販売を体験できます。見学は2日前までの事前予約制(FAX:087-878-1655)で、入場無料。10:00~16:00の営業時間内に実施され、車を運転される方と未成年者は試飲不可。毎年2月の第2土曜日には蔵開きイベントを開催し、1部(10:00~12:00)と2部(13:00~15:00)で特別見学会を行っています。
IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2025で「綾菊 awa酒 泡菊」がゴールドメダルを受賞。このスパークリング日本酒は、世界的に権威ある日本酒コンクールで高く評価され、香川県の酒造技術の高さを国際的に示しました。杜氏・国重弘明氏は「現代の名工」として認定され、黄綬褒章を受章。約10年の歳月をかけてオオセト米を使った独特な酒造技法を確立し、伝統技術の継承と革新に貢献しています。
〒761-2204 香川県綾歌郡綾川町陶3393番地1