明治5年(1872年)創業の小林酒造は、栃木県小山市で『鳳凰美田』を醸造する蔵元です。日光連山の伏流水を仕込み水に、山田錦、五百万石、美山錦、雄町などの酒造好適米を使用し、吟醸造りを基本とした丁寧な醸造を行っています。華やかな吟醸香と上品な甘みが特徴の『鳳凰美田』は、全国新酒鑑評会での金賞受賞をはじめ、国内外で高い評価を得ています。
明治5年(1872年)、旧美田村(現小山市卒島)の地に創業した小林酒造は、150年以上の歴史を持つ酒蔵です。『美田村』という地名が示す通り、日光連山からの豊富な伏流水に恵まれた美しい田園地帯に位置し、その恵まれた環境を活かした酒造りを続けています。代表銘柄『鳳凰美田』は、コントロールするのではなく、この地にあるものを理解し表現することという哲学のもと、日光の風土を映し出すかのような華やかさと繊細さを兼ね備えた酒質を実現。小仕込み、低温発酵、瓶燗火入れ、瓶貯蔵といった丁寧な製法により、『女性的な酒』と評される優美な味わいを生み出しています。平成時代に入り全国的なブランドとして認知され、現在ではアメリカ、香港、シンガポール、台湾など海外へも輸出。日本酒の魅力を世界に伝えるとともに、『今』の酒造りを表現し続けることで、伝統と革新を融合させた造り手としての姿勢を貫いています。
小林酒造での酒蔵見学についての詳細な情報は公式サイトでは公開されておりません。150年以上の歴史を持つ酒蔵で、『鳳凰美田』という全国的に有名なブランドを醸造していることから、見学を実施している可能性があります。日光連山の伏流水を使用した吐醸造りを基本とした丁寧な醸造をご覧いただけるかもしれません。見学の可否や予約方法については、事前に公式サイトやSNSでのお問い合わせをお勧めいたします。
小林酒造の『鳳凰美田』は2004年に全国新酒鑑評会で金賞を初受賞し、2005年にも金賞を受賞して、2年連続金賞という輝かしい実績で全国に名を知らしめました。その後も国内外のコンテストで多くの受賞を重ね、JAL国内外のファーストクラスやザ・リッツ・カールトン日光のダイニングで提供されるなど、国際的な高級ブランドとしての地位を確立しています。特に『鳳凰美田 純米大吟醸 水分神』はリッツカールトン日光で提供されるなど、高級ホテルでも採用されています。
〒323-0061 栃木県小山市大字卒島743-1