享保13年(1728年)創業、約300年の歴史を持つ埼玉の老舗酒蔵。2018年に長瀞へ蔵を移転し、長瀞蔵として再出発。原料は「さけ武蔵」など埼玉県産米のみを使用し、仕込み水は名水百選に選ばれた長瀞風布地区の湧水を使用。蔵人も全員埼玉県民で構成し、「埼玉でしか造れない地酒」にこだわる。『技で磨き、心で醸す』をモットーに伝統の日本酒造りを継承。IWCなど国際的なコンペティションでも多数受賞。
享保13年(1728年)、近江国日野地方(現在の滋賀県蒲生郡日野町)出身の初代・藤﨑宗兵衛光重により創業。近江商人の中でも特に清酒の製造販売を得意とした「日野商人」の一派として、屋号「十一屋」を掲げて「藤﨑摠兵衛商店」を設立。以来、醸造と行商を営みながら、中山道を中心に日本酒文化を広めることに尽力してきた。約300年の歴史の中で、2014年に一時製造停止となったが、2015年に濱田酒造の支援により事業を再開。2018年には寄居から観光地長瀞へ蔵を移転し、「長瀞蔵」として新たなスタートを切った。現在も「技で磨き、心で醸す」という理念のもと、埼玉県産原料にこだわった地酒造りを続けている。近年では国際的な品評会でも高く評価され、IWCリージョナルトロフィーやワイングラスでおいしい日本酒アワード最高金賞など、数多くの受賞歴を誇る。