大阪府豊能郡能勢町に位置する秋鹿酒造は、1886年(明治19年)創業の純米酒専門蔵。『米作りから酒造りまで一貫造り』を理念に、自社栽培の無農薬・無化学肥料米のみを使用。初代・奥鹿之助が実りの『秋』と名前から『鹿』を取って名付けた『秋鹿』ブランドは、辛口でしっかりとした米の旨味と効いた酸味が特徴。地元能勢の冷涼な気候を活かし、食中酒として楽しめる深い味わいの酒を醸造している。
秋鹿酒造は1886年(明治19年)、初代・奥鹿之助により大阪府最北部の能勢町倉垣に創業しました。創業者の名前から『鹿』、実りの季節『秋』を組み合わせた『秋鹿』を主力銘柄として醸造を開始。1986年頃から『米作りから酒造りまで一貫造り』という独自の理念のもと、酒米の自社栽培を開始しました。農薬・化学肥料は一切使用せず、酒造りの副産物である籾殻・米糠・酒粕で発酵堆肥を作り、山田錦・雄町を栽培。当初3aだった栽培面積は現在13haまで拡大し、全量自社栽培米での純米酒造りを実現。現在は6代目・奥裕明氏が代表取締役兼杜氏として、伝統を守りながら『体に優しく純粋な酒』を追求。能勢の『大阪の軽井沢・大阪のチベット』と呼ばれる冷涼な気候と北摂連山の清冽な湧水を活かし、辛口でありながら米の旨味がしっかりと感じられ、効いた酸味で食中酒として楽しめる個性的な酒造りを続けています。5年熟成の『奥鹿』シリーズなど、熟成にも注力し、日本酒の新たな可能性を追求する革新的な酒蔵として注目を集めています。
営業時間は9:00〜16:45で、土日祝日は時期により異なります(5〜9月は土日休業、10〜4月は日祝休業)。通常は蔵見学を実施していませんが、年に1回開催される「秋鹿若鹿会」にて特別公開されます。2023年11月に蔵をリニューアルし、新しい設備での酒造りがスタートしました。直売所では自社栽培の無農薬・無化学肥料米のみを使用した純米酒を購入できます。お車でのアクセスが便利で、駐車場も完備されています。
明治19年創業以来、「農醸一貫」の理念のもと純米酒専門蔵として評価を確立。自社栽培の無農薬・無化学肥料米のみを使用した酒造りが注目され、特に濃厚な味わいと後味のキレの良さが特徴の酸味豊かな純米酒で高い評価を得ています。5年熟成の「奥鹿」シリーズなど長期熟成酒の分野でも革新的な取り組みを続け、日本酒の新たな可能性を追求する酒蔵として業界内外から注目を集めています。
〒563-0113 大阪府豊能郡能勢町倉垣1007
Téléphone: 072-737-0013