慶応2年(1866年)に創業された静岡県富士宮市の老舗酒蔵。2012年に朝霧高原(標高900m)に移転し、富士山の恵みを最大限に活かした高地醸造を行っている。代表銘柄『千代乃峯』『げんこつ』で知られ、富士山の湧き水と厳選された好適米を使用した酒造りで評価を得ている。朝霧高原の清涼な空気と豊かな自然環境の中で、純米酒、辛口酒、粕取焼酎、日本酒仕込みの梅酒など多彩な商品を製造。酒蔵見学ツアーを実施しており、高地醸造ならではの酒造りを間近で体験できる。2023年シンガポール酒チャレンジでプラチナ賞を受賞するなど国際的な評価も高い。
慶応2年(1866年)、江戸時代末期に富士宮市上野の地で創業した富士正酒造は、150年以上の歴史を持つ老舗酒蔵である。明治維新直前の激動の時代に生まれ、明治・大正・昭和・平成の各時代を通じて、地域に根ざした酒造りを続けてきた。特に7代目の代に大きな転機を迎え、2012年に朝霧高原(標高900m)への移転を決断。この移転により、富士山の湧き水と高地の清涼な環境を活かした高地醸造という新たな酒造りのスタイルを確立した。朝霧高原への移転は、単なる場所の変更ではなく、富士山の恵みを最大限に活用した品質向上への挑戦であり、伝統的な技術と革新的な環境の融合によって、これまでにない酒質の実現を可能にした。現在では国際的な評価も得るようになり、2023年シンガポール酒チャレンジでプラチナ賞を受賞するなど、世界に通用する酒蔵として認められている。
朝霧高原の標高900mに位置する酒蔵で、酒蔵見学ツアーを実施している。富士山の麓という絶好のロケーションで、高地醸造ならではの酒造りを間近で体験できる貴重な機会を提供している。見学では、富士山の湧き水を使用した仕込みや、清涼な高原の環境が酒造りに与える影響について学ぶことができる。
2023年シンガポール酒チャレンジでプラチナ賞を受賞し、国際的な品質評価で最高水準の認定を受けている。この受賞は、朝霧高原での高地醸造による酒質の高さが世界的に認められたことを示す重要な成果であり、富士山の恵みを活かした酒造りの優秀性を国際社会に証明している。
〒418-0103 静岡県富士宮市根原450番地の1