1928年に海南市郊外に設立された平和酒造は、高い降水量に恵まれた山に囲まれた谷に位置しています。蔵は「紀州」(和歌山の地域)と「風土」(環境)を組み合わせた代表銘柄「紀土(KID)」で有名です。UNESCO世界遺産の高野山から流れる非常に軟らかい水を使用し、新世代の日本酒愛好家を対象とした遊び心のある明るい特徴の酒を造っています。
平和酒造は1928年(昭和3年)、和歌山県海南市郊外の山間の谷地に創業しました。蔵名の「平和」には、戦後の混乱期を乗り越え、平和な時代に良い酒を造りたいという願いが込められています。代表銘柄「紀土(KID)」は、紀州の風土を表現する酒として2005年に誕生。「紀州」と「風土」を組み合わせた名前に、若い世代にも親しみやすい「KID」という愛称を付けることで、伝統と革新の融合を表現しています。仕込み水には世界遺産・高野山から流れる非常に軟らかい湧水「高野山軟水」を使用。この軟水が生み出す繊細で洗練された味わいが特徴です。国際ワインチャレンジ(IWC)において2019年と2020年の2年連続で「Sake Brewery of the Year」を受賞するという、他の蔵が成し遂げたことのない快挙を達成。純米大吟醸という日本酒生産量のトップ3%のカテゴリーで最高レベルの職人技を発揮し、メロンや白い花のような華やかな香りと、グアバや柑橘類の瑞々しい味わいで、世界中の日本酒愛好家を魅了しています。
弊社は衛生管理の都合上、一般のお客様の蔵見学および常設の試飲会は実施しておりません。ただし、田植え体験などの特別なイベントを不定期で開催しています。JRきのくに線「海南駅」西口よりタクシーで約30分、または阪和自動車道「海南東IC」出口より約20分でアクセス可能です。営業時間は9:00-17:00(定休日:日祝)となっています。
全国新酒鑑評会において、平成元年、平成5年、平成17年、平成20年の4度にわたり金賞を受賞しています。昭和3年創業の歴史ある蔵元で、戦後の混乱期から復活を遂げ、自社ブランド「紀土(KID)」「鶴梅」「平和クラフト」で和歌山らしい酒造りに力を注いでいます。特に「紀土」ブランドは和歌山県を代表する日本酒として高い評価を得ています。
〒640-1172 和歌山県海南市溝ノ口119番地