明治5年(1872年)に創業された静岡県掛川市の老舗酒蔵。代表銘柄『開運』は地元小貫の発展を願って名付けられ、今では静岡県を代表する日本酒の一つとして全国に知られている。現在5代目の土井弥市社長のもと、梼葉農杜氏が酒造りを指揮し、能登杜氏伝統の職人気質と自家精米へのこだわり、最新の酒造設備を組み合わせた酒造りを行っている。目指すのは飲み飽きせずにすいすいと呑める食中酒で、IWC2017でトロフィーを獲得するなど国際的な評価も高い。
明治5年(1872年)、初代土井弥市がわずか15歳で酒造りを始めたことから土井酒造場の歴史が始まった。浜松県城東郡小貫村(現在の静岡県掛川市)に設立され、以来150年以上にわたって地域に根ざした酒造りを続けてきた。代表銘柄『開運』の名前は、地元小貫の発展と繁栄を願って名付けられたもので、その名の通り地域とともに成長し、今では静岡県を代表する酒蔵の一つとなった。明治期に建てられた蔵が今でも現存し、静岡県の歴史的建築物としても紹介されている。代々の主人は何よりも品質を重視し、能登杜氏の技術を導入するなど、常に進歩と改良を続けてきた。現在5代目の時代になってからは、国際的な評価を得るまでに成長し、2022年には創業150周年を迎え、新たな歴史の一ページを刻んでいる。
酒蔵には直売所も併設されており、開運シリーズをはじめとする様々な日本酒を購入できる。明治期に建てられた歴史ある蔵の建物を見学できることもあり、日本酒愛好家にとっては訪れる価値のあるスポット。地元掛川の観光としても重要な存在となっている。
IWC2017(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)のSAKE部門吟醸の部で最高賞となるトロフィーを獲得。静岡県清酒鑑評会においても2018年から3年連続で最高賞となる県知事賞を受賞。これらの受賞歴は、土井酒造場の酒造り技術と品質が世界最高水準であることを証明し、静岡県の日本酒文化を世界に広める重要な成果となっている。
〒436-0002 静岡県掛川市小貫633