1804年(文化元年)創業、2024年に創業221年目を迎える歴史ある酒蔵です。全国的にも珍しい女性3代が受け継ぐ酒蔵として知られ、日本銀行総裁および大蔵大臣を歴任した井上準之助の生家でもあります。代表銘柄「角の井」は敬地内に湧く矩形の井戸から名付けられ、明治4年から飲まれ続けている伝統の清酒です。
1804年(文化元年)に創業し、220年以上の歴史を持つ老舗酒蔵です。大正から昭和にわたって日本銀行総裁および大蔵大臣を歴任した井上準之助の生家としても知られています。2016年に主屋・煙突・清酒蔵が登録有形文化財に指定され、歴史的価値も認められています。全国的にも珍しい女性3代が継承する酒蔵で、伝統と革新を組み合わせた酒造りを続けています。「角の井」の名称は、創業当時から四角い井戸の水を仕込みに使っていたことに由来し、今もその伝統が受け継がれています。
酒蔵見学が可能で、平日8:00-17:00に利用できます。主屋、煙突、木造蔵が国登録有形文化財に指定された施設を訪ね、井上準之助生家の主屋内の「清渓文庫」と、清酒・焼酎蔵を見学できます。酒造りのことや武史を幅広く知っていただくための設定で、事前にお問い合わせいただくことをお勧めします。
2009年から2018年まで熊本国税局主催酒類品評会優等賞を10年連続受賞(百助)。熊本国税局酒類鑑評会優等賞(初代百助)、全国新酒鑑評会金賞(角の井大吩醸)、全国酒類コンクール第一位(初代百助・百助高精白・百合仕込み純米吩醸酒)など、数多くの品評会で優秀な成績を収めています。特に麦焼酎「初代百助」は井上酒造を代表する銘柄として高い評価を得ており、伝統的な酒造り技術と現代的な品質管理の融合が評価されています。
〒877-1107 大分県日田市大字大肖2220-1