享和2年(1802年)に刻み煙草製造業として創業し、大正15年(1926年)から酒造業を開始した老舗蔵元。四国山地に囲まれた池田町の厳しい寒さと、吉野川上流の清らかな水、澄んだ空気という恵まれた自然環境を活かした酒造りを行っている。主力銘柄「今小町」をはじめ、「和右衛門」「穰(ゆたか)」などを醸造。創業時の煙草工場の建物をそのまま使用した歴史ある蔵で、隣接する三芳菊酒造と並んで日本でも珍しい2つの酒蔵が隣り合う立地として知られる。阿波踊りや藍染などの徳島文化と共に歩み、地域に根ざした酒造りを続けている。
中和商店の歴史は享和2年(1802年)、初代中村和右衛門が刻み煙草製造業として創業したことに始まる。220年以上の長い歴史を持つ老舗企業で、当初は煙草の製造で地域経済を支えていた。大正15年(1926年)に煙草が専売制となったことを機に、三代目中村和右衛門が酒造業に転換し、現在まで続く酒蔵としての歴史をスタートさせた。創業時の煙草工場の建物をそのまま酒蔵として活用し、現在も六代目中村守彦が伝統を受け継いでいる。四国山地の厳寒と吉野川の清流という自然条件を活かし、代々丁寧な酒造りを続けてきた。隣接する三芳菊酒造と共に池田町の酒造文化を担い、毎年2月末に開催される四国酒まつりでは蔵開きを行うなど、地域の観光振興にも貢献している家族経営の温かい蔵元である。
毎年2月末に開催される四国酒まつりでは蔵開きを実施し、しぼりたての新酒やかすみ搾りなどの季節限定商品を楽しむことができます。創業時の煙草工場建物を活用した歴史ある蔵見学も可能(要事前連絡)。隣接する三芳菊酒造と合わせて2つの酒蔵を見学できる珍しい体験が魅力です。
220年以上の歴史を持つ老舗として、伝統的な製法による安定した品質で地域から高い評価を得ている。主力銘柄「今小町」は地元をはじめ県外でも愛され、特に冬季の新酒「しぼりたて」や「かすみ搾り」は季節の風物詩として人気。四国酒まつりでの蔵開きでは多くの日本酒愛好家が訪れ、徳島の地酒文化を代表する蔵元として親しまれている。
〒778-0003 徳島県三好市池田町サラダ1756番地の2