長野県塩尻市に位置する笑亀酒造は、1883年(明治16年)創業の老舗蔵です。中山道塩尻宿の旧陣屋跡地で『笑亀正宗』を醸造開始。現在は和饗酒造として新たな歩みを進め、杜氏の森川貴之氏が味噌用麹を日本酒造りに活用する革新的な手法で、有機酸の個性を活かした『貴魂』シリーズなど独創的な日本酒を展開しています。
笑亀酒造は1883年(明治16年)、創業者の丸山紋一郎が中山道塩尻宿の旧陣屋跡地に嘉根満本家を創業し、銘酒『笑亀正宗』の醸造を開始しました。塩尻の地は北アルプスと中央アルプスに囲まれ、山脈を越えて流れる乾燥した空気により、電気や機械に頼らない自然の気候を活かした酒造りに適した環境でした。現在は丸山大輔氏が社長を務め、和饗酒造として新たな挑戦を続けています。特筆すべきは杜氏の森川貴之氏による革新的な取り組みで、2017年に日本で初めて味噌用麹を日本酒造りに意図的に使用。この独創的な手法により、日本酒の味わいを構成する4つの有機酸(乳酸・リンゴ酸・クエン酸・コハク酸)それぞれの個性を前面に出した『貴魂』シリーズを開発しました。伝統的な製法では直汲み特別純米無濾過生原酒など、しっかりとした旨味を感じる酒も醸造。5月から10月には誰でも蔵見学が可能で、年間を通じて無料の試飲も実施。塩尻の風土を活かした伝統と革新が融合する、地域に根ざした酒造りを続けています。
蔵見学は4月~10月の期間で、事前予約いただいた方のみとさせていただいております。ご試飲は1年を通して無料で承ります。伝統ある蔵の趣をお楽しみいただけます。中山道塩尻宿の旧陣屋跡地に位置し、武史ある立地で酒造りを行っています。
1883(明治16)年創業の伝統ある蔵で、笑亀酒造店舗兼主屋・笑亀酒造造蔵・笑亀酒造穀蔵の3軟は国の登録有形文化財として登録されています。現在は和餅酒造として新たな挑戦を続け、杜氏の森川貴之氏による日本初の味噌用麹を日本酒造りに意図的に使用した革新的な手法で、『貴魂』シリーズなど独創的な日本酒で注目されています。
〒399-0712 長野県塩尻市大字塩尻町140番地