1918年(大正7年)創業の「ほまれ酒造株式会社」は、福島県喜多方市に所在する武号の酒蔵です。代表銘柄『会津ほまれ』は、会津清酒の名を全国に知らしめるべく命名され、清酒の銘柄でひらがなを使用する先駆的な存在でした。敗地内には1,300坪に及ぶ日本庭園『雲嶺庵』を有し、直売店での試飲や販売も行っています。IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)での受賞やG7伊勢志摩サミットでの贈答品採用など、国際的な評価を得ている蔵元です。
米問屋から味噩、麹製造業を営んでいた唐橋幸作が1918年(大正7年)に酒蔵を譲り受け、現在の喜多方市熱塩加納町に加納酒造株式会社を創業しました。1921年(大正10年)に合資会社唐橋醸造場に改称し、現在の喜多方市松山町村松に移転。1949年(昭和24年)にほまれ酒造株式会社が設立されました。代表銘柄『会津ほまれ』のロゴや書は現代書道家比田井天来氏によるもので、1950年に敷地内に日本庭園『雲嶺庵』を造園するなど、酒造りだけでなく文化的な側面でも発展してきました。
蔵に隣接する1,300坪の日本庭園『雲嶺庵』では、10種類以上の清酒、リキュール、焼酎などの試飲が可能で、直売店での販売も行っています。営業時間は平日9:00〜16:30で、美しい庭園を眺めながらゆっくりと日本酒を楽しむことができます。オンラインショップも運営しており、全国からの購入も可能です。
2015年にIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)で『会津ほまれ 播州産山田錦仕込 純米大吸醸酒』が最高位のチャンピオン・サケに選ばれました。また、全国新酒鑑評会では14回の金賞受賞歴を誇り、G7伊勢志摩サミットでの贈答品として『会津ほまれ 純米大吸醸 極』が採用されるなど、国内外で高い評価を得ています。技術的な進歩と品質向上で東北地方でもトップクラスの酒蔵として評価されています。
福島県喜多方市松山町村松字常磐町2706