地元の米、地元の水、地元の空気から、手造りにこだわり時間をかけた丁寧な酒造りを行う蔵元。300年以上の歴史を持ち、地元農家との共生を大切にしながら、エコロジカルで持続可能な酒造りを目指している。
千代の亀酒造は享保元年(1716年)、江戸時代中期に愛媛県内子町で創業した300年以上の歴史を誇る老舗蔵元である。「生命を大切にする酒造り」を理念に掲げ、「地元の米、地元の水、地元の空気」という三つの要素を重視した酒造りを続けている。内子町は江戸時代から明治にかけて和紙と木蝋の生産で栄えた商業都市で、その豊かな文化的土壌が同蔵の酒造りにも影響を与えてきた。清流・肱川の伏流水を仕込み水に使用し、地元農家と連携して栽培された酒米を原料とすることで、テロワールを体現した日本酒を醸している。小規模ながら手造りにこだわり、麹造りから搾りまでの全工程で職人の技が光る。「青き地球に生きる、自然を愛し人を愛する」というモットーのもと、持続可能な酒造りと地域農業の振興を両立させている。主力銘柄「千代の亀」は、長寿と繁栄の象徴である亀にちなみ、飲む人の健康と幸福を願って名付けられた。
創業300年以上の歴史を持つ酒造で、地元の米・水・空気にこだわった手造りの酒造りを旧来の手法で行っています。直売所では9:00~16:00(土日・祖日休業)に日本酒の購入が可能で、地元の名水で仕込んだこだわりの酒を賞味できます。内子町は江戸時代から和紙と木蝋の生産で栄えた歴史的な街並みを楽しめる観光地でもあります。
2008年には造り酒「梨風」がカンヌ国際映画祭の公式レセプションで供されるなど、国際的な評価を得ています。純米大吟醸酒「金銀奇道」や「しずく酒」などの高品質な酒造りで知られ、1975年から純米吟醸酒の製造に積極的に取り組み、伝統と革新を合わせた酒造りで注目されています。
〒795-0303 愛媛県喜多郡内子町平岡甲1294-1