寛文9年(1669年)創業で350年以上の歴史を持つ、三朝温泉に唯一残る老舗酒蔵。代表銘柄「白狼」は大正時代に使用していた銘柄を復活させたもので、伝統的な手法で丁寧に醸された長期熟成酒として知られる。特に「白狼古酒原酒」は20年以上の營藏を経た長期熟成酒であり、国際的な品評会でも高い評価を受けている。三朝温泉の豊かな温泉水と大山の清洌な水を活用し、三朝温泉という特別な環境で醸される日本酒は、温泉街の風情とともに楽しめる特別な存在である。また、「スイーツ糹あまざけ」など新しい商品開発も積極的に行っており、伝統と革新を両立した造り手である。
寛文9年(1669年)江戸時代初期に創業し、350年以上の武家系老舗酒蔵としての歴史を持つ。創業以来、三朝温泉の地で一貫して酒造りを続け、温泉街の発展とともに歩んできた。特に大正時代には「白狼」「三徳桜」といった銘柄で知られ、戦後は「三朝正宗」として地元に根ざした酒造りを続けてきた。近年は大正時代の銘柄「白狼」を復活させ、特に長期熟成酒の分野で高い評価を得ている。三朝温泉に唯一残る酒蔵として、温泉街の歴史と文化を体現する重要な存在であり、伝統を守りながらも時代に合わせた新しい取り組みを続けている。
三朝温泉街に位置し、温泉観光とともに楽しめる特別な立地。営業時間は9:00~21:00で不定休となっており、温泉客や観光客が気軽に立ち寄りできる。三朝温泉に唯一残る酒蔵として、350年の歴史ある酒造りの伝統を体験できる。特に「白狼古酒原酒」の試飲は、他では味わえない長期熟成酒の特別な体験を提供している。JR山陰本線倉吉駅からバスで約20分、中国自動車道倉吉ICから車で約15分とアクセスも良好。
2010年にIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)の日本酒部門で「白狼古酒原酒1996」がゴールドメダル及び鳥取トロフィーを受賞し、国際的な高い評価を受けた。この受賞は20年以上の長期熟成を経た古酒の品質の高さを認められたものであり、日本酒の長期熟成技術の優秀さを国際的に証明した。「白狼」シリーズは他の品評会でも高い評価を受けており、鳥取県を代表する長期熟成酒としての地位を確立している。三朝温泉という特別な環境での酒造りと長期熟成の技術が組み合わされた特別な日本酒として注目されている。
〒682-0123 鳥取県東伯郡三朝町大字三朝868-2