藤本雅一酒造醸

藤本雅一酒造醸は1913年（大正9年）、藤井寺市の葛井寺門前に創業しました。藤井寺は古来より難波と大和飛鳥を結ぶ交通の要所として栄え、国宝千手観音で有名な葛井寺（藤井寺）の門前町として発展した地域です。同蔵は、葛井寺と同じ水源の清冽な地下水を仕込み水に使用し、厳選した米を用いて創業以来の伝統的な製法を守り続けています。代表銘柄は創業時からの『冨士正宗』を受け継いだ『冨士正』で、伝統の味を今に伝えています。藤井寺市唱一の酒蔵として、地元の歴史と文化を大切にしながら、110年以上にわたって地域に根ざした酒造りを続けています。現在も小規模ながら丁寧な酒造りを心がけ、吟醸酒を中心に製造しています。

現在一般向けの蔵見学やツアーは実施しておりません。小規模な家族経営で、国宝千手観音で知られる著井寺の門前に位置し、地元住民や参拝者に長く愛されています。北河内郡著井寺略記の『本尊市雑事』によると、藤井寺は奈良時代から続く由緒ある寺院で、同じ水源の清列な地下水で造られた酒を味わえることができます。