明治15年(1882年)創業の埼玉県の総合酒類メーカー。代表取締役は5代目の麻原健一氏。本社は毛呂山町にあり、日本酒、焼酎、リキュール、ワイン、ビールなど幅広い酒類を製造・販売。2011年3月の火災で本社蔵が全焼したが、新潟県長岡市で日本酒製造を継続し、越生ブリュワリーでその他の酒類を製造している。埼玉県の酒造好適米「さけ武蔵」を使用した酒造りにも取り組み、小ロットOEM商品開発も手がけている。
明治15年(1882年)、琵琶湖畔出身の麻原善次郎が埼玉県毛呂山町で創業した老舗酒蔵。創業者は9歳から東京青梅の酒蔵で修業を積み、29歳で独立。代表銘柄「琵琶のさゝ浪」は、『近江やに名高き松の一本木 先から先へと開くさゝ浪』という歌から命名され、故郷琵琶湖への想いと、さざ波が大波となって世界に広がることを願って名付けられた。2011年3月の火災により本社蔵が全焼し、日本酒の約3分の1を失う大きな被害を受けたが、新潟県長岡市の酒蔵で日本酒製造を再開。現在は5代目の麻原健一氏が代表取締役を務め、越生ブリュワリーを拠点に地酒・地ビール・地ワインの複合醸造を展開。外秩父山地の恵みを受けた良質な地下水を活かし、伝統を守りながらも新しい挑戦を続けている。
現在、個人様の見学はお休みさせていただいております。毎年4月頃に蔵開きを開催しており、2025年は4月12日(土)10時から15時まで本社で実施予定。入場無料で、500円(グラス込み)で試飲し放題を楽しめます。また、東武鉄道の「ふらっと吞み鉄」東武沿線酒蔵巡りプロジェクトに参加しており、専用セットを持参すると記念のおちょこと一品購入で無料試飲が可能です。
現在、公式サイトでの具体的な受賞歴の情報は公開されていませんが、140年以上の歴史を持つ酒蔵として、代々継承されてきた酒造りの技術と品質へのこだわりは、地域で高く評価されています。2011年の火災で本社蔵が全焼した後も、日本酒製造を継続し、さらに越生ブリュワリーでの新しい挑戦を通じて、その品質と信頼性を維持し続けています。
〒350-0451 埼玉県入間郡毛呂山町毛呂本郷94