オエノングループの酒類メーカーとして、山梨県韮崎市の工場で清酒製造を行う。南アルプスと富士山を望む立地で、甲斐茅ヶ岳の天然水を使用。独自の「瞬冷造り」という製法で米と米麹を瞬時に加熱・急冷し、米の旨味を最大限に引き出す。純米酒に特化し、「米だけのす〜っと飲めてやさしいお酒」を主力商品として展開。パック酒でありながら高品質を実現し、純米酒出荷数量日本一(2016年時点)を達成。
福徳長酒類は1953年7月1日、森永醸造株式会社として設立された。元々は1947年に森永食糧工業(後の森永製菓)が久留米工場を建設したことに始まり、酒類事業として分社独立した。起源をさらに遡ると、1790年(寛政年間)に灘の御影郷で伊勢屋嘉右衛門が醸造業を開始したことに由来する。1991年には灘誉酒造と合併し、現在の福徳長酒類株式会社に商号変更。2001年に合同酒精(現オエノンホールディングス)の傘下に入り、グループの中核企業として発展。韮崎工場は福徳長酒類の全清酒製造を担う重要拠点で、伝統的な酒造技術と最新設備を融合させた製造を行っている。通常の10倍の米を一度に仕込む大規模製造により、高品質ながら手頃な価格の純米酒を実現。ISO9001・FSSC22000認証を取得し、品質管理にも注力。日常的に楽しめる「ハレの日もケの日も楽しめる酒」として、純米酒の普及に貢献している。
現在、工場見学の一般開放は行っておりません。オエノングループの中核工場として、独自の「瞬冷造り」製法による大規模製造を見学したい方は、事前に問い合わせが必要です。茅ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳の山々を望む美しい立地にあり、近代的な設備と伝統技術が融合した製造現場となっています。
2001年にISO9001品質マネジメントシステム認証を取得し、食品安全管理においてはFSSC22000認証も取得している。独自の「瞬冷造り」製法により、2016年時点で純米酒出荷数量日本一を達成。通常の10倍規模となる20-30トンの米を一度に仕込む大規模製造技術と、高品質ながら手頃な価格を実現する製造システムが業界から高く評価されている。
山梨県韮崎市穂坂町宮久保5228-1