明治41年(1908年)創業の秋田酒造株式会社は、秋田市新屋元町に位置し、「秋田晴」「酔楽天」などの銘柄を製造。国の登録有形文化財である母屋・仕込蔵・洋館を持ち、伝統的な和釜と甑を使用。敷地内に湧く天然の湧水「長寿の泉」を100%使用し、伝統の技と最新の技術を融合した酒造りを行う。全国新酒鑑評会金賞を複数回受賞、ワイングラスでおいしい日本酒アワード2024金賞受賞など、数々の受賞歴を持つ。
明治41年(1908年)、初代川口新助が網元として成功を収めた後、「まるちょうさん」の屋号で國萬歳酒造を創業。当時の秋田税務署長菊地園氏より10月15日付で200石の製造免許を許可された。昭和44年(1969年)、瓶詰・販売会社として秋田酒造株式会社を設立。平成24年(2012年)10月1日、両社が合併し現在の秋田酒造株式会社となる。「秋田晴」は会社設立時に一般公募で決定された名前で、秋田の地酒発祥の地とも言われる新屋の伝統を受け継ぐ。1988年に誕生した「酔楽天」は、唐の詩人白楽天(白居易)に由来し、秋田県の大吟醸造りの先駆けとなった。母屋・仕込蔵・洋館は国の登録有形文化財として、新屋旧街道のランドマークとなっている。代々受け継がれる家付き酵母が、秋田晴独特の味わいを生み出し、全国・地方の鑑評会で数々の賞を受賞。伝統を守りながらも、新しい挑戦を続ける秋田を代表する酒蔵の一つ。