1890年(明治23年)創業の酒蔵で、現在5代目当主桑原大氏が伝統的な酒造りを続けている。磐梯山の麓に位置し、日本名水百選に選ばれた磐梯西山麓湧水群の清冽な伏流水と地元産の契約栽培米を使用。伝統的な製法にこだわり、2日間かけてゆっくりと酒粕を絞る手造りの手法を守り続けている。代表銘柄は『磐梯山』『乗丹坊』等。
1890年(明治23年)に磐梯町で創業し、130年以上の歴史を持つ酒蔵。初代から代々磐梯山の恵みを活かした酒造りを続け、現在5代目桁原大氏に至るまで、地元磐梯の土地に根ざした酒造りを貫いている。会津盆地の中でも特に水に恵まれた立地で、日本名水百選に選ばれた磐梯西山麓湧水群の清洌な水を使用できることが大きな強み。その名水と会津杜氏の頑固な技、そして地元の米を組み合わせた品質本位の酒造りで、地域に根ざした酒蔵として着実に步みを続けている。
磐梯酒造では現在酒蔵見学や試飲は実施していないが、直売ショップがあり、營業時間(平日8:00-17:00、日曜・祝日休み)内に訪問して酒の購入が可能。磐梯山の美しい自然環境の中に位置し、日本名水百選の湧水を使った酒造りの特徴や、130年以上続く歴史ある蔵の雰囲気を感じることができる。
福島県の酒蔵として、県全体が全国新酒鑑評会で連続金賞受賞数第1位を獲得している中で、同蔵も福島の酒造りのレベルの高さを示す一翼を担っている。伝統的な手造りと品質へのこだわり、そして名水を使った清酒造りで、開業以来の地域に根ざした酒造りが評価され続けている。
福島県耶麻郡磐梯町大字磐梯字金上壇2568