西日本最高峰・石鉄山系の超軟水を使用し、『食中に活きる酒造り』をモットーにした家族経営の蔵元。平成11年に杜氏制度を廃止し、少量生産で手造りにこだわった丁寧な酒造りを行う。社長は越智浩大氏。
石鉄酒造は大正9年(1920年)、愛媛県西条市氷見に創業された。西日本最高峰の石鉄山から脈々と流れる超軟水を仕込み水として使用し、その水質は環境庁「全国おいしい水の鑑評会」で2年連続日本一に輝いた。『食中に活きる酒造り』をモットーに、純米酒に特化した製造を行っている。平成11年(1999年)に伝統的な杜氏制度を廃止し、家族経営での酒造りに移行。社内スローガンは「石鉄を愛してくれるお客様のために造る」。山田錦をはじめとする地元産米を丁寧に精米し、麹造りにも細心の注意を払い、5~12度の低温で約30日間かけて発酵させる。「杯を重ねるごとに美味しくなる酒」を目指し、一つ一つの工程に手間と時間をかけた丁寧な酒造りを実践している。2025年には国際的な日本酒コンペティションで純米酒、純米吟醸酒の部門で複数の受賞を果たし、その品質の高さが国際的にも評価されている。
西日本最高峰・石鎚山系の清冽な水「うちぬき」と同じ源泉の湧き水を使用した酒造り現場を見学できます。西条市は「うちぬき」と呼ばれる自噴井戸が約2000本ある水の都として知られ、酒蔵見学と合わせて水めぐりツアーも楽しめます。蔵見学については事前予約が必要ですので、直接お問い合わせください。
2003年全国酒類コンクール吟醸・大吟醸部門で全国第1位グランプリを受賞。近年では国際的な評価も高く、ルクセンブルク酒チャレンジ2025でプラチナ賞及び金賞、SAKE COMPETITION 2025純米大吟醸部門でGOLD(第5位)、Kura Master2025純米大吟醸酒部門でプラチナ賞及び金賞を受賞するなど、国内外で高い評価を得ています。
〒793-0073 愛媛県西条市氷見丙402-3