1908年に初代雜賀豊吉が食酢の製造販売を開始し、1934年から日本酒製造を開始した和歌山県紀の川市の蔵元。「良い酢を造るには、その原料である酒粕から一貫して製造すべし」という理念のもと、赤酢造りのための高品質な酒粕を得ることを目的とした独特な酒造りを実践している。代表銘柄「雑賀」で知られ、寿司に合う日本酒造りを目指している。ラベルには日本サッカーのシンボルでもあり雑賀一族の家紋でもある「八咫烏(やたがらす)」をデザインしている。
1908年(明治41年)に初代雜賀豊吉が食酢の製造販売で創業。1934年(昭和9年)に日本酒製造を開始し、「良い酢を造るには、その原料である酒粕から一貫して製造すべし」という創業者の理念を受け継いで酒造りを行ってきた。赤酢という伝統的な酢を造るための高品質な酒粕を得ることを主目的とした、他に類を見ない独特な酒造りが特徴。代表銘柄「雑賀」は雑賀一族の家紋である八咫烏をラベルに使用し、和歌山の歴史と文化を表現している。食酢製造から始まった蔵元として、寿司文化との親和性の高い日本酒造りに取り組み続けている。
山田錦純米大吟醸雑賀が2019年ワイングラスでおいしい日本酒アワード金賞、2019年全国燗酒コンテスト金賞を受賞。高品質な日本酒としての評価を確立している。
和歌山県紀の川市桃山町元142-1