鳥取市立川町に位置する1828年(文政11年)創業、鳥取県東部で現存する最古の酒蔵。「心に残る酒造りで食文化と幸せに貢献する」を理念に、1954年に途絶えた鳥取独自の酒米「強力」を1989年に復活させ、真の地酒づくりに取り組む。千代川水系の良質な水を使用し、伝統を守りながら革新を続ける。
文政11年(1828年)創業、約200年の歴史を持つ鳥取最古の酒蔵。創業時の銘柄「福寿海」は能の祝い謡いから命名され、地域の祝い事に欠かせない酒として愛されてきた。昭和29年(1954年)に栽培が途絶えた幻の酒米「強力」に着目し、35年後の平成元年(1989年)に見事復活。この強力米を使った「いなば鶴」シリーズは、大粒で心白が大きく溶けやすい特性を活かし、芳醇な味わいを実現。漫画家・谷口ジローの作品「父の暦」のモデルとなった蔵としても知られ、伝統的な生もと造りから現代的な純米大吟醸まで幅広く醸造。KuraMaster2024プラチナ賞など国際的な評価も獲得。「おかげ様で」の精神を大切に、過去と未来をつなぐ酒造りを続け、日本酒文化の継承と地域振興に貢献している。
鳥取駅から徒歩約24分の立地にあり、観光客から地元の方まで気軽に立ち寄れる酒蔵。店舗では幻の酒米「強力」を使った「いなば鶴」シリーズの試飲をしながら、お気に入りの日本酒をのんびり選ぶことができる。営業時間は8時30分から18時まで(土日祝日休み)。専用駐車場も完備されているため、車でのアクセスも便利。
KuraMaster2024プラチナ賞(いなば鶴 純米大吟醸 強力)、KuraMaster2023金賞(いなば鶴 純米吟醸 五割搗き強力)、2023ミラノ酒チャレンジ最優秀デザイン賞および銅賞(いなば鶴 強力)を受賞。国際的な品評会で高く評価され、鳥取独自の強力米を使った純米酒の品質の高さが世界に認められている。
〒680-0061 鳥取県鳥取市立川町2丁目305