天保13年(1842年)に創業された静岡県藤枝市の老舗酒蔵。現在6代目の杉井均乃介氏が主人兼杜氏として酒造りを手掛けている。代表銘柄『杉錦』は伝統的な醸造手法にこだわった造りで知られ、特に生酔系や山廃系の手法が全体の80%以上を占める特色ある酒蔵。過去には『亀川』『杉正宗』といった銘柄も使用していた歴史を持つ。日本酒の伝統を守りながら、時代に合わせた醸造技術を組み合わせた酒造りで、地元をはじめ全国の日本酒愛好家から支持されている。
天保13年(1842年)、江戸時代末期に藤枝市小石川町で創業した杉井酒造は、180年近い歴史を持つ酒蔵である。創業当初は『亀川』という銘柄で酒造りを行っていたが、明治中期まではこの名称で親しまれていた。その後大正時代までは『杉正宗』として地元で愛飲され、現在の『杉錦』に名称を変更したのは、戦後の新たなスタートとともにであった。時代を通じて一貫しているのは、生酔系や山廃系といった伝統的な醸造手法へのこだわりである。現在では総生産量の80%以上をこれらの手法で造っており、これは全国的にも珍しい取り組みとして注目されている。現在6代目の杉井均乃介氏は、伝統を守りながらも新しい挑戦を続け、日本酒の未来を切り開く造り手として活躍している。
営業時間8:00-12:00、3:00-17:00(日曜日・祗日定休)で直販を実施している。伝統的な生醉系や山廣系の手法が全体の80%以上を占める特色ある酒造りを行っており、日本酒の伝統を学ぶことができる貴重な場所である。
生醉系や山廣系といった伝統的な醸造手法を全体の80%以上で実践していることは、全国的にも稀な取り組みとして注目されている。この伝統技術への一貫したこだわりは、日本酒業界において貴重な存在として評価されており、伝統の継承と保存に大きな貢献をしている。
〒426-0033 静岡県藤枝市小石川町4-6-4