大正5年(1916年)創業。福岡県八女市黒木町黒杘36に位置し、黒木の大藤へ続く「鯉の泳ぐ通り」沿いに立つ酒蔵。矢部川源流の清冽な伏流水を使用し、軟水の特性を活かした飲み口の良い酒を醸造。伝統的な寒仕込みと槽しぼり製法を守り、代々受け継がれた技術で丁寧な酒造りを行う。現在の社長は松木道氏。
旭松酒造は大正5年(1916年)、武家屋敷が連なる黒木の町並みに創業。黒木町は藤の名所として知られ、樹齢5気米の大藤は国の天然記念物に指定されている。酒蔵の前を流れる「鯉の泳ぐ通り」は、江戸時代からの風情を今に伝える観光名所。創業以来100年以上にわたり、矢部川源流の清冽な伏流水と厳選された原料を用い、代々受け継がれた技術で酒造りを続けてきた。特に伝統的な「槽しぼり」製法にこだわり、機械化が進む現代においても手間を惜しまず丁寧な酒造りを守り続ける。軟水の特性を活かし、飲み口の良いまろやかな酒質を追求し、地元で愛される酒造りを心がけている。寒仕込みの伝統を守り、冬の厳しい寒さの中で最高の酒を醸す。大藤まつりの期間中は酒蔵見学も受け付け、観光客に伝統の酒造りを紹介している。主力製品の「旭松」「松和」は、米の旨味を大切にした伝統的な味わいで、特に焦き魚との相性が良いと評判。純米大吟醸から本醸造まで幅広いラインナップを揃え、それぞれの酒米の特性を活かした酒造りを行う。
黒木大藤まつりの期間中は特別な竹灯籠イベント「真昼のファンタジー酒蔵竹灯籠」を開催し、酒蔵内に竹灯籠を設置して幻想的な雰囲気を演出します。樹齢620年を超える天然記念物の黒木の大藤と共に、伝統的な槽しぼり製法による酒造りの現場を見学できる貴重な機会を提供しています。鯉の泳ぐ通り沿いという風情ある立地で、歴史と文化を体感できる酒蔵です。
創業以来100年以上にわたり伝統的な槽しぼり製法を守り続け、機械化が進む現代においても手間を惜しまず丁寧な酒造りを実践している点が評価されています。矢部川源流の清冽な伏流水と厳選された原料を使用し、軟水の特性を活かしたまろやかな酒質で地元を中心に長年愛され続けています。特に黒木大藤まつりでの文化的貢献や地域観光への取り組みが地域から高く評価されています。
〒834-1217 福岡県八女市黒木町黒木36