宝暦2年(1752年)、肥後熊本藩第6代藩主・細川重賢の命により、菊池地方での酒造りが始まる。270年以上の歴史を持つ美少年は、江戸時代から続く伝統的な酒造技術を守りながら、時代と共に歩んできた。2014年5月に経営破綻、2019年4月に再度破綻という困難を経験したが、同年、福岡県の企業が事業を引き継ぎ、新たなスタートを切った。2013年には旧菊池水源小学校跡地を改装し、教室を活用した独特な醸造場として生まれ変わった。菊池川水系の清冽な地下水と地元産米を活かし、「純米酒 清夜」「純米吟醸 菊池」などの銘柄で、フランスKura Masterや全米日本酒歓評会での受賞など国際的な評価も獲得。熊本の酒文化を守り、世界に発信する酒蔵として再生を果たしている。
〒861-1442 熊本県菊池市四町分免兎原1030番地