新居浜市唯一の酒蔵。明治11年(1878年)創業、5代目当主が蔵元杜氏として少量生産を行う。『つづら淵』近くの地下110mから汲み上げる軟水を使用し、地元産米にこだわった酒造り。主要銘柄は「華姫桜」。愛媛県唯一の女性杜氏も在籍。
近藤酒造は明治11年(1878年)、愛媛県新居浜市に創業された。新居浜市唯一の酒蔵として、地域に根ざした酒造りを続けてきたが、一時期造りを休止していた。しかし2001年、現在5代目当主の近藤嘉郎氏が蔵元杜氏として酒造りを再開。平成の名水百選にも選ばれた『つづら淵』近くの地下110メートルから汲み上げる軟水を仕込み水とし、地元新居浜産の米にこだわった酒造りを実践している。『新居浜の食と合う酒』をコンセプトに、旨味とバランスを重視した酒造りを心がける。少量生産の利点を活かし、多くの種類を造ることで造りの経験を積み、技術向上を図っている。主要銘柄の「華姫桜」は、全国新酒鑑評会で多数の金賞を受賞。また、愛媛県唯一の女性杜氏である宇高育子氏が副杜氏として活躍し、最高ランクの造り資格を持つ。日本酒のほか、クラフトジンや愛媛みかんリキュールなども製造し、地域の魅力を発信し続けている。
酒蔵見学が可能で、瓶詰作業などを見学できます。見学料金1000円(粗品付き)で10名以上から受け付けており、1週間前までの事前予約が必要です。新居浜市に残る唯一の造り酒屋で、平成の名水百選に選ばれた『つづら淵』の近くに位置し、地下110mの深井戸から汲み上げた軟水と愛媛県産の米を使用した酒造りを体験できます。『華姫桜』の飲み比べ体験も提供しています。
全国新酒鑑評会で平成20年度、平成26年度、2015年に金賞を受賞。入賞も平成23年度、平成25年度、平成28年度に果たし、吉醸酒の部優等賞を平成21~25年、平成27年に受賞。燗酒の部優等賞を平成28年に受賞。愛媛県新酒品評会酒造組合理事長賞を2015年3月に、四国清酒鑑評会優等賞を2015年11月に受賞するなど、品質の高さが全国的に評価されています。
愛媛県新居浜市新須賀町1丁目11番46号