福井県福井県

嘉永2年（1849年）創業、170年以上の歴史を持つ福井県の山廃仕込み専門蔵です。昭和後期まで山廃仕込み100%にこだわり続け、現在も伝統的な山廃造りを中心に据えた酒造りを行っています。福井県産米100%を使用し、蔵付き酵母による自然な発酵で生まれる複雑で深い味わいが特徴です。近年は新たな挑戦として、ワイン製法を取り入れたオーク樽熟成酒なども手がけ、伝統と革新を両立させた個性的な日本酒を醸造しています。

宝暦3年（1753年）創業、260年以上の歴史を持つ福井県坂井市丸岡町の老舗蔵元です。丸岡城主・有馬允純の命により創業し、代々地元丸岡の地で酒造りを続けてきました。代表銘柄「富久駒」は福井県を代表する地酒として親しまれ、「鬼作左」は自社田で栽培した山田錦と地下200mから汲み上げた地下水で仕込んだ純米酒です。福井の米と水にこだわり、本物の福井の地酒造りを目指しています。

伝統はしっかりと受け継ぎ、お客様に喜んでいただくチャレンジをどんどんする酒造を目指している。

延宝元年（1673年）創業の老舗蔵元。大野盆地の清冽な名水と越前杜氏の伝統技術で醸される日本酒「源平」は、平家の優雅さを「甘」、源氏の雄々しさを「辛」、両者の激突を「ピン」と表現した独創的な銘柄。料理との調和を重視した淡麗辛口の酒質で知られる。

元禄1697年創業、325年以上の武士を持つ福井県の老舗蔵元です。北国街道の宿場町・今庄の豊かな自然環境と日本有数の豪雪地帯の気候を活かし、経験豊かな能登杜氏の技術で伝統的な酒造りを継続しています。地元福井米と山あいの清洌な地下水を使用し、深いコクときめ細かい味わいの日本酒を醸造しています。代表銘柄「白駒」は福井県産五百万石100%、精米歩合50%の絶妙なバランスで、甚みも辛みも両方を感じさせる特徴的な味わいです。

明治35年（1902年）創業、勝山市唯一の酒蝙として120年以上の伝統を継続しています。「一本義」の名は禅語「第一義諦」に由来し、藩政時代に勝山小笠原藩への献上酒として名付けられた武由緒ある銘柄です。霊峰白山の伏流水と奥越前の豊かな風土を活かし、「ここでしか生まれないもの」というテロワールにこだわった酒造りを実践しています。

明治42年創業の老舗酒蔵。代々受け継がれた『一にも二にも原料米を吟味すべし』を信条とし、丁寧な酒造りを続けている。平成10年からはクラフトビール『越前福井麦酒』の醸造も開始し、日本酒とビール両方で地域に愛される蔵元として親しまれている。

1804年創業、福井市最古の酒蔵です。第二次世界大戦の空襲と1948年の福井地震という二度の大災害を乗り越えて再建した歴史ある蔵元です。「淡麗旨口」をコンセプトに、福井の風土に合ったすっきりとした辛口の日本酒を醸造しています。代表銘柄「常山 純米 辛口 超」は、1997年の発売以来、男女問わず多くの日本酒愛好家に愛され続けています。　

なぜ酒を作るのかと問われれば、私たちはこう答えます。人を感動させるためである、と。酒が人と人をつなげ、人と地域をつなげ、人と文化をつなげていく。

明治27年創業、福井市江上町で130年以上の歴史を持つ小さな蔵元。福井県産原料100％と木槽搾りにこだわり、FK酵母専用使用で「越の鷹」を醸造。蔵元杜氏・康晴氏のもと、香りと旨味のバランスを重視した純米吟醸造りに注力し、アットホームな雰囲気で福井の地酒を丁寧に仕込んでいる。

明治4年（1871年）創業、150年以上の武学を持つ福井県の老舗蝙元です。福井市中心部から西北西約12kmの九頭竜川西域（川西地区）に位置し、幻の棗杜氏の故郷に隣接しています。10代目・吉田一雅氏が2001年に全量純米酒への転換を決断し、現在3人の蝙人で500-600kgの小仕込みを行い、細部まで目が届く酒造りを実践しています。

宝暦年間より続く北陸の小京都『越前大野』の老舗酒蔵。1000m級の山々に囲まれた盆地で、名水百選の御清水と地元産五百万石を使用し、全銘柄吟醸規格の手造り酒を醸造。地下坑道熟成やシェリー樽熟成など革新的な取り組みでも知られる。

明和年間創業、昭和28年（1953年）に株式会社として設立した福井県越前市の歴史ある酒蝙です。代表銘柄「関西」は明治42年（1909年）に命名され、灘・伏見を関西の名醸地として、越前でも名醸を目指す意味を込めた歴史ある名前です。伝統の佐瀬式という手間のかかる搮り方法を採用し、丁寧な酒造りを続けています。

大正9年（1920年）創業、若狭の美しい自然環境で甲口の日本酒を醸造している酒蝙です。創業者・小堀彦五郎が50名以上の株主と共に、米の需要開発と地元の酒を造る目的で設立されました。代表銘柄「加茂栄」は地元の加茂神社に由来し、神・村・商売の繁栄を祈願して名付けられました。地元の食文化に合わせた甘口に特化した酒造りで、キレのある甘口の日本酒を醸造しています。

明治2年創業、福井県清水町で唯一の酒蔵。福井市より西へ約13km、越前海岸国定公園と山を隔てた谷間に位置。清らかな地下水と良質な酒米を使い、時代に媚びることなく伝統的な手法で少量の酒を丁寧に醸造。代表銘柄『月丸』は月のように清く丸い酒を目指して名付けられた。

文化3年（1806年）創業、210年以上の歴史を持つ永平寺町の酒蝙です。九頭竜川の白い蒸気が白龍のように天に昇る伝説から「白龍」と命名されました。2024年3月からブランド名を「永平寺白龍」に発展させ、永平寺テロワールを追求しています。永平寺町産の米と水100%を使用し、目が届き、手が届き、心が届く米作りと酒造りをモットーに、持続可能な酒造りを実践しています。