兵庫県三木市芝町の酒蔵。酒造好適米「山田錦」の特産地である三木市に位置し、創業以来「品質本位」を社是に掲げる。地元産山田錦を使用し、まろやかな旨口の清酒「葵鶴」を醸造。「葵鶴」は京都松尾神社の神紋「葵」と瑞鳥「鶴」を組み合わせて命名。長期熟成酒研究会会員として古酒造りにも注力し、KuraMaster 2024で純米大吟醸「酒壺」がプラチナ賞、20年熟成純米大吟醸「AOI CLASSIC」が金賞を受賞。
稲見酒造は兵庫県三木市において、日本一の山田錦産地という恵まれた立地条件を活かして清酒製造を続けてきた酒蔵である。創業以来「品質本位」を社是とし、地元三木の風土に根ざした地酒造りを行っている。主力銘柄「葵鶴」は、全国の酒蔵から崇敬される京都松尾大社の神紋「葵」と吉祥の象徴である「鶴」を組み合わせた縁起の良い命名で、地元で圧倒的な支持を得ている。近年は長期熟成酒研究会の会員として古酒造りにも力を入れており、8年以上の熟成を経た純米大吟醸「大吟古酒」はインターナショナルワインチャレンジで2年連続シルバー賞を受賞。2024年にはパリで開催されたKuraMasterにおいて、兵庫特A地区山田錦100%の純米大吟醸「酒壺」がプラチナ賞、20年熟成の「AOI CLASSIC」が古酒部門金賞を受賞するなど、国際的にも高い評価を得ている。SDGsの取り組みとして「陸の豊かさも守ろう」を目標に掲げ、地元山田錦の魅力を世界に発信する活動も展開。伝統を守りながら新たな価値創造に挑戦し続ける、三木を代表する酒蔵として地域と共に歩んでいる。
残念ながら現在、酒蔵見学は実施しておりません。しかし、三木市は酒造好適米「山田錦」の発祥の地として知られ、周辺には山田錦の田園風景が広がります。三木上の丸駅から徒歩5分という好立地にあり、道の駅みきでは稲見酒造の「葵鶴」をはじめとする地酒の販売も行っています。酒蔵直売や特別なイベント時には蔵元との交流の機会もあります。
国際的な評価も高く、IWC(インターナショナルワインチャレンジ)において8年以上熟成させた純米大吟醸「大吟古酒」が2016年、2017年、2020年にブロンズ賞を3度受賞。2024年にはパリで開催されたKuraMasterにおいて、兵庫特A地区山田錦100%の純米大吟醸「酒壺」がプラチナ賞、20年熟成の純米大吟醸「AOI CLASSIC」が古酒部門金賞を受賞するなど、長期熟成酒の技術力で世界から高い評価を得ている。創業以来130年以上にわたり「品質本位」を貫く姿勢が、国際コンクールでの連続受賞という形で結実している。
〒673-0414 兵庫県三木市芝町2-29