京都府船井郡京丹波町に位置する長老酒造は1903年(明治36年)創業の老舗蔵元。京丹波の豊かな清流と品質の良い地元産米を使用し、伝統的な手造りによる酒造りを続けている。長老山の麓という恵まれた立地で、地元の米、地元の水、地元の杜氏による地域密着型の酒造りを実践。代表銘柄「長老」は五百万石や京の輝きを使用し、まろやかな口当たりとほど良い香りの旨口に仕上げている。
1903年(明治36年)に京丹波町で創業した長老酒造は、120年以上にわたり地域に根ざした酒造りを続けている。創業当時から長老山の麓という恵まれた自然環境を活かし、京丹波の清流と地元産の良質な米を使用した手造りの日本酒を醸してきた。伝統的な田島流の醸造技法を受け継ぎながら、地元の杜氏による丁寧な酒造りを実践している。代表銘柄「長老」は地域の特色を活かした味わいで親しまれ、近年では2018年に全国新酒鑑評会で優秀賞を受賞するなど、品質の高さが評価されている。
酒造見学は12月から2月の期間限定で実施しており、事前予約制となっている。見学では杜氏による詳しい案内で、通常は立ち入り禁止の麹室なども特別に見学できる。製造中の日本酒の様子や品質管理の工程も観察でき、最後には試飲も楽しめる。営業時間は8時から19時、定休日は日曜日。JR山陰線「和知」駅から徒歩5分とアクセスも良好で、道の駅「和」での販売も行っている。
平成30年度(2018年)全国新酒鑑評会において優秀賞を受賞。全国新酒鑑評会は明治時代から続く権威ある日本酒のコンテストで、全国の蔵元が技術と品質を競う場として知られている。長老酒造の受賞は、京丹波の地域特性を活かした伝統的な手造りによる酒造りの技術力と品質の高さが全国的に認められた証である。地元産の米と清流を使用し、田島流の醸造技法で醸した日本酒の優れた味わいが評価された。
〒629-1121 京都府船井郡京丹波町本庄ノヲテ5