1754年創業、「日本で一番海に近い酒蔵」として知られる酒蔵です。伊根町の船屋群の一角に位置し、酒蔵と海までの距離はわずか1メートルほどしかありません。現在の杜氏は向井久仁子さんで1999年から務めており、京都府初の女性杜氏として話題になりました。代表銘柄「伊根満開」は古代米(赤米)を使用した透明感のある赤い色の日本酒で、ロゼワインのような見た目とフルーティーな甘酸っぱい味わいが特徴です。地域の食材に合う「食中酒」として、生産者や料理人の料理に寄り添う酒を提供しています。
1754年(宝暦4年)創業。伊根湾の美しい景観とともに、代々酒造りを続けてきました。「日本で一番海に近い酒蔵」として、海とともに歩んできた長い歴史を持っています。1999年からは向井久仁子さんが京都府初の女性杜氏として就任し、従来の常識にとらわれない革新的な酒造りを開始しました。特に古代米を使った「伊根満開」の開発は、世界中のレストランや料理人から注目される作品となり、伊根町の新たな名物として愛されています。
伊根町の船屋群の一角に位置し、「日本で一番海に近い酒蔵」として観光スポットとしても人気です。酒蔵と海までの距離はわずか1メートルほどしかなく、伊根湾の美しい景観を眠めながら日本酒をお楽しみいただけます。伊根町観光の際には、船屋群とあわせて訪れることで、酒造りと漁師町の文化を同時に体験できます。代表銘柄「伊根満開」の試飲や販売も行っています。
2019年にG20大阪サミットの昼食会で「伊根満開」が使用されたほか、2007年には皇太子に献上されるなど、国内外で高い評価を得ています。駐日大使時代のキャロライン・ケネディも「レッド、ライスワイン、プリーズ」と言って購入したことでも話題になりました。世界的レストラン「ノーマ」の東京期間限定店でも採用されるなど、国際的なガストロノミーシーンでも注目されています。現在ではアメリカ、フランス、ベルギー、オランダ、オーストラリアなど世界10ヵ国以上に輸出しており、向井酒造の売り上げの50%を海外展開が占めています。
〒626-0423 京都府与謝郡伊根町平異67