1910年(明治43年)川石本家酒造から独立して創業。2004年から女性杜氏・川石光佐が指揮を執る注目の蔵。姫路市手柄地区に位置し、年間約200石を伝統的手造りで醸造。代表銘柄「灘菊」、杜氏の名を冠した「MISA」シリーズ、「きくのしずく」を展開。
1910年川石本家酒造から独立して創業。創業以来川石家が蔵を守る。創業者川石酒造作の弟・川石酒造之助は「フランス柔道の父」として知られる。1994年から500kg小仕込み開始。2004年より蔵元杜氏制度を採用、3代目の三女・川石光佐が杜氏に。1997年に蔵レストラン開設。
明治43年建築の酒蔵は木造酒蔵の見学コースとして開放されており、自由に見学が可能です。土壁・柱・梁は当時のままにノスタルジックな雰囲気を残しています。また、昔使っていた酒蔵を改築したレストラン「前蔵」では、元祖綿菓子牛鍋と蔵出しの日本酒が楽しめます。直売所では旬の日本酒が試飲でき、酒蔵とグルメを同時に楽しめる貴重な場所です。
兵庫県初の女性杜氏である川石光佐さんが2010年に西日本初の女性南部杜氏に合格し、同年の南部杜氏鑑評会では彼女が醸造した2本の日本酒が優等酒に選ばれるなど、技術力の高さが評価されています。東京農業大学で醸造学を学び、南部杜氏の鎮田勝平氏の下で3年間の修行を経て杜氏となった彼女の造る酒は、地元兵庫県産の米と市川水系の地下水を使用したこだわりの品々です。
〒670-0972 兵庫県姫路市手柄1丁目121