1765年(明和2年)創業の笹の川酒造株式会社は、福島県郡山市に位置し、東北最古の地ウイスキーメーカーとして70年以上の歴史を持つ老舗酒造会社です。日本酒造りの伝統を守りながら、1946年にはウイスキー製造免許を取得し(東北でニッカに次ぐ2番目)、多様な酒類の製造を行っています。2016年に新設した安積蒸溜所では、製造担当の黒羽祥平氏を中心にさまざまなウイスキー銘柄を生産し、2022年の国際的コンテストで最高賞を受賞するなど、品質の高さが世界的に認められています。日本酒では「笹の川」「いち」「山桜」などの銘柄を展開し、福島県産米を使用した地域性豊かな酒造りを続けています。
1710年に郡山市河南で酒造免許の記録が残り、1742年に現在の郡山市に移転、1765年(明和2年)に酒造業を本格的に再開した江戸時代創業の老舗酒造会社です。戦前より酒造業を営み、1946年にはウイスキー製造免許を取得し、東北でニッカウヰスキーに次ぐ2番目のウイスキーメーカーとなりました。1998年には山桜酒造と合併し、「山桜」ブランドを継承。2016年には敷地内に新設した「安積蒸溜所」が本格稼働を開始し、製造担当の黒羽祥平氏のもとで高品質なウイスキーを生産しています。260年以上の長い歴史の中で、江戸、明治、大正、昭和、平成、令和と時代を超えて、日本酒とウイスキーの両方を手がける数少ない蔵元として、福島の酒造業界を牽引し続けています。
安積蒸溜所では事前予約制で蒸溜所見学を実施しています。無料見学コースは毎週水曜日13:30〜14:30(祝日除く)に開催され、3日前までの電話・メール予約が必要です。プレミアム有料コース(11,000円)は毎月第2金曜日13:30〜15:30に開催され、ハンドフィル体験やテイスティングが含まれます。見学では昔ながらの漆喰の白壁にポットスチルが映える蒸溜所内部を酒造りの歴史と共に案内し、併設ショップでウイスキーや日本酒の購入も可能です。
2022年に安積蒸溜所で製造されたウイスキーが国際的コンテストで最高賞を受賞し、世界的にその品質が認められました。東北最古の地ウイスキーメーカーとして70年以上の実績を持ち、1946年のウイスキー製造免許取得は東北でニッカウヰスキーに次ぐ2番目という歴史的な快挙でした。日本酒部門でも長年にわたり品質の高い酒造りを続け、「笹の川」「いち」「山桜」「あさか野」「夢の香」など多彩な銘柄で地域の食文化に貢献。安積蒸溜所での革新的な取り組みと伝統的な日本酒造りの両立により、福島県の酒造業界において重要な地位を確立しています。
〒963-0108 福島県郡山市笹川1丁目178