富士川町にある230年以上の歴史を持つ酒蔵。「春鶯囀」の名で知られ、「幸せにそっと寄り添うお酒」をコンセプトに、辛口のぬる燗にこだわる純米酒造りを行う。1976年から醸造用糖類の使用を完全廃止し、純米酒へのこだわりを持つ。
1790年創業、当初は「一力正宗」の銘柄で販売。1933年(昭和8年)、歌人・与謝野晶子が来訪時に詠んだ歌「法隆寺など行く如し甲斐の御酒春鶯囀のかもさるゝ蔵」から現在の「春鶯囀」に改名。純米酒へのこだわりを持ち、辛口のぬる燗文化を大切にしている。
直営ショップ「酒蔵ギャラリー六斎」での見学・試飲が可能。築180年の蔵を改装したギャラリーで、常時20銘柄以上の地酒購入や無料試飲、カフェコーナーでのくつろぎ、ギャラリーでの芸術鑑賞ができます。電話での問い合わせで詳細な蔵見学も可能です。
1976年から醍造用糖類の使用を完全廃止し、純米酒に特化した先駆的な取り組みが業界から高く評価されている。地元農家との契約栽培による酒米「玉栄」の使用や、精米歩合40%のプレミアム酒「磨き40 233」の開発など、常に革新的な酒造りで注目されている。農家や地域と産学一体で進める持続可能な酒造りで業界の模範となっている。
山梨県南巨摩郡富士川町青柳町1202-1