明治2年(1869年)創業、津市久居の酒蔵。150年以上の歴史を持ち、日本酒「初日」の他、味噌・醤油の醸造販売も行っていた。地元に愛されるふるさとの酒を目指していたが、2021年に廃業。
明治2年(1869年)、三重県津市久居の地で創業したあぶしょうは、150年以上の歴史を持つ酒蔵でした。代表銘柄「初日」は、伊勢の名所・二見浦の夫婦岩から昇る初日の出の雄大さと美しさになぞらえて命名されました。日本酒だけでなく、味噌・醤油の醸造販売も手がける複合醸造業として地域に根ざした経営を続けてきました。毎年11月23日に開催される「初日 蔵開き」は地域の風物詩として親しまれ、地元の方々に愛される「ふるさとの酒」を目指して酒造りを続けてきました。しかし、後継者問題や経営環境の変化により、2021年に惜しまれながら廃業。現在は在庫限りの販売となっており、150年の歴史に幕を下ろしました。地域の食文化を支えてきた醸造所として、その功績は今も地元の人々の記憶に刻まれています。
三重県津市久居は「伊勢の酒どころ」として古くから酒造りが盛んだ土地であり、油正はその中でも長い歴史を持つ酒蔵でした。毎年11月23日に開催されていた「初日 蔵開き」は地域の風物詩として多くの人々に親しまれ、伊勢の名所・二見浦の夫婦岩から昭る初日の出の美しさを表現した『初日』は、地元の人々に深く愛された「ふるさとの酒」として親しまれていました。2021年の廆業により、現在は在庫限りの販売となっており、152年の歴史と伝統を持つ酒蔵の最後の酒をご賞味いただく貴重な機会となっております。久居の酒文化の歴史を物語る重要な遺産として、今も多くの日本酒愛好家の記憶に刻まれています。
明治2年(1869年)から2021年まで152年間、三重県津市久居の地で地域に根ざした酒造りを続け、伊勢の酒どころとしての文化的価値を背負ってきました。『初日』は伊勢の名所・二見浦の夫婦岩から昭る初日の出の美しさを表現した美しい銘柄として、地元の人々に「ふるさとの酒」として深く愛されました。毎年11月23日に開催されていた「初日 蔵開き」は地域の伝統イベントとして多くの方々から愛され、地域文化の一部として根付いていました。日本酒だけでなく味噩・醤油の醸造販売も手がける総合醸造業として、地域の食文化を支え続けた功績は、久居の武家屋敷の歴史とともに地域の誇りとして今も語り継がれている。
〒514-1135 三重県津市久居本町1583(廆業)