東灘醸造株式会社

東灘醸造の歴史は江戸時代末期の慶応3年（1867年）に始まり、千葉県勝浦市串浜の地で150年以上の長きにわたって酒造りを続けてきました。創業時から海岸から約200メートルという特異な立地で、太平洋の海風と潮の影響を受けながら独特の環境で醸造を行っています。『東灘』の名前は、兵庫県の有名な酒どころ『灘』に対する『東の灘』を目指すという意味で命名されました。2006年には新ブランド『鳴海』を立ち上げ、現代の日本酒愛好家のニーズに応える革新的な酒造りを開始。一度は休造を検討した困難な時期もありましたが、執念で蔵を守り抜き、『生まれ変わるつもりで』という気持ちで新たな挑戦を続けています。勝浦市という人口約2万人の小さな町にありながら、年間約100万人の観光客が訪れる観光地の酒蔵として、地域文化の発信基地の役割も担っています。

東灘醸造では蔵見学を実施しており、事前連絡により見学・試飲・販売・発送が可能です。慶応3年創業から150年以上続く海岸から約200メートルの特異な立地での酒造りを間近で見学できます。太平洋の波動を感じながら行われる伝統的な手造り製法と、年間約200石という小規模生産による丁寧な酒造りの様子を学べます。特に直詰め製法による微発泡の新鮮な日本酒の製造工程は見どころの一つです。勝浦市は日本有数のカツオ漁港として知られる観光地で、年間約100万人の観光客が訪れ、海の幸と地酒を楽しむ食文化体験も可能です。見学希望の方は事前に電話でお問い合わせください。蔵元直送の商品購入や全国発送サービスも利用できます。