文政3年(1820年)創業の三重県松阪市に位置する老舗酒造。代表銘柄『白米城』は松阪城の別名であり、北畠満雅が足利幕府軍と戦った朝坂城の別名にちなんで命名された。松阪牛で有名な松阪の地で、地域に根ざした酒造りを200年以上にわたって続けてきた。2017年2月6日の火災により蔵の大部分を失うという大きな試練に見舞われたが、蔵元の強い意志により再建を決意。奇跡的に火災を逃れた10年以上熟成された純米酒『めざめ』をクラウドファンディングで販売し、多くの支援を得て復活を果たした。現在は代表の中山正昭氏のもと、伝統を受け継ぎながら新たな酒造りに挑戦している。
文政3年(1820年)、三重県松阪市小阿坂町で創業した中山酒造は、200年以上の歴史を持つ老舗酒造。創業以来、松阪の地で地域に愛される酒造りを続けてきた。代表銘柄『白米城』は松阪城の別名であり、室町時代に北畠満雅が足利幕府軍と戦った朝坂城の別名から命名された歴史ある銘柄。天保13年(1842年)に建てられた蔵は、戦争や東南海大地震など数多くの災害を乗り越えてきたが、2017年2月6日の火災により蔵の大部分を失うという大きな試練に直面した。しかし、奇跡的に火災を逃れた酒蔵から10年以上熟成された純米酒『めざめ』が発見され、これをクラウドファンディングで販売することで復活への道筋をつけた。同年12月には新たな酒造りを開始し、不屈の精神で伝統を継承しながら新しい歴史を刻んでいる。
松阪市小阿坂町の自然豊かな環境に位置し、200年の歴史を持つ酒蔵の復活物語を体感できます。2017年の火災から立ち直った蔵元の強い意志と、地域の皆様からの温かい支援により再建された蔵では、伝統的な酒造りの技術と新しい挑戦の両方をご覧いただけます。酒蔵見学については事前にお電話でお問い合わせください。火災を奇跡的に逃れた熟成酒『めざめ』の物語とともに、松阪の地で愛され続けている『白米城』の魅力をお楽しみいただけます。営業時間は午前9時から午後5時まで、年末年始(12月30日~1月5日)は休業となります。
『白米城 純米大吟醸』が徳選街日本酒コンテスト純米大吟醸部門で全国第1位を受賞。また、モンドセレクション世界酒類コンテストで3年連続金賞受賞、さらに国際優秀品質賞を受賞するなど国際的な評価も高い。2017年の火災という試練を乗り越え、クラウドファンディングでは多くの支援者から応援を受け、奇跡的に残った熟成酒『めざめ』が話題となり全国から注目を集めた。200年の伝統と技術、そして不屈の精神で醸される酒は、松阪の地域文化の象徴として地元の人々からも深く愛され続けている。復活への取り組みは地域の復興モデルとしても評価されている。
〒515-2142 三重県松阪市小阿坂町2532