文久2年(1862年)創業の三重県四日市市に位置する老舗酒造。1933年から2011年まで約80年間、伊勢神宮をはじめ県下800余社の神社に奉納する御神酒「三重の新嘗」を昔ながらの木桶仕込みで醸造してきた歴史を持つ。小さな酒蔵だからこそできる丁寧な酒造りを心掛け、全量手洗い、限定吸水による原料処理、3cm程度の超薄盛りの麹造りをレギュラークラスの製品にまで同じように行う品質へのこだわりが特徴。代表銘柄「天遊琳」は荘子の書より採り、大空に心を遊ばせるような自由な心の状態を表現した食中酒として親しまれている。
文久2年(1862年)に創業したタカハシ酒造は、江戸時代末期から160年以上にわたり三重県四日市市で酒造りを続けてきた。創業以来、地域の神社への御神酒供給という重要な役割を担い、1933年から2011年まで約80年間、伊勢神宮をはじめとする県下800余社の神社に奉納する御神酒「三重の新嘗」を昔ながらの木桶仕込みで謹醸してきた。小規模な蔵であることを活かし、大吟醸造りに準じた丁寧な作業工程を全ての製品に適用するという品質重視の姿勢を貫いている。銘柄「天遊琳」は中国古代の思想家荘子の書から命名され、天遊は大空に心を遊ばせるような自由な心の状態、琳は美しい玉を表している。現在は5代目蔵元髙橋伸幸氏が伝統を受け継ぎ、料理の旨味を引き立てる食中酒造りに専念している。
タカハシ酒造では酒蔵見学は実施していませんが、蔵元直営店では平日10時から12時、13時から16時まで営業しており、代表銘柄「天遊琳」をはじめとする自慢の日本酒を直接購入できます。小さな蔵だからこそできる手作りの酒造りの成果を、試飲を通じて体感していただけます。日曜日・祝日・お盆・年末年始は休業となりますので、事前にご確認の上お越しください。四日市市内という交通アクセスの良い立地で、地元の方にも愛され続けている老舗蔵の味をぜひお楽しみください。
尾瀬あきら氏の人気漫画『蔵人~クロード~』に度々登場し、グルメ雑誌やPEN雑誌などにも掲載されるなど、多方面からその品質の高さが認められています。小規模蔵でありながら、大吟醸造りに準じた丁寧な作業工程を全製品に適用するという徹底した品質管理により、日本酒愛好家から高い評価を得ています。伊勢神宮をはじめとする800余社への御神酒供給を約80年間担ってきた実績は、その品質と信頼性の証でもあります。食中酒としての評価も高く、料理との相性の良さで多くの料理人や食通からも支持されています。
〒510-0306 三重県四日市市松寺2丁目15−7