神奈川県秦野市で唯一の酒蔵。丹沢山麓から流れ出る伏流水を使い、地元産の酒米を活用した『地域の特性を活かした酒造り』を実践。伝統を守りながら革新的な取り組みも行う。
明治元年(1868年)、女性創業者・佐野リキによって創業された金井酒造店は、秦野市唯一の酒蔵として150年以上の歴史を刻んできました。丹沢山系の恵まれた水環境と盆地特有の気候を活かし、地域に根ざした酒造りを実践。女性が酒蔵を創業するという当時としては革新的な出発点から、常に新しい試みに挑戦する姿勢は現在も受け継がれています。代表銘柄「白笹鼓」は地元の白笹稲荷神社にちなみ、「笹の露」は秦野の豊かな自然を表現。近年では秦野産の酒米を使用した「未来酒プロジェクト」や、麹菌にモーツァルトを聴かせる独創的な製法など、伝統と革新を融合させた取り組みが注目を集めています。2025年にはKura Masterでプラチナ賞を受賞するなど、小規模ながら品質の高い酒造りで、地域のテロワールを世界に発信し続ける、まさに秦野の誇りとなる蔵元です。
酒蔵の営業時間は月曜日~土曜日、祝日の9:00~17:00、日曜日定休。一般の酒蔵見学は行っていないが、直売所での販売を実施。代表銘柄『白笹鼓』や『笹の露』、モーツァルトを聞かせた米で作る『モーツァルト』など独創的な日本酒を購入できる。秦野市唯一の酒蔵として地元に愛され続けている。
2025年クラマスターコンクール純米酒部門で『黒笹Eden 純米吟醸 無濾過原酒』プラチナ賞受賞。2024年東京国税局酒類鑑評会で『黒笹』優等賞受賞。過去には全国新酒鑑評会や東京国税局酒類鑑評会の吟醸酒部門、燗酒部門での受賞歴あり。小規模ながら品質にこだわった酒造りで、特に黒笹シリーズが高く評価されている。
〒259-1304 神奈川県秦野市堀山下182-1